ジュリアードでベートーヴェンの弦楽四重奏曲連続演奏会!

ジュリーアードでの授業も終盤に入った4月末の週末に、学生たちによるベートーヴェンの弦楽四重奏曲の連続演奏会が開催され、娘も出演するという事だったので、マンハッタンまで出向く事に。

 Chamber 2

この日は "Beethoven A Thon" と題して、全部で16曲あるベートーヴェンの弦楽四重奏曲のうち、11曲を演奏するというもの。

 Chamber 1
 学内。廊下にコントラバスが置かれていました。

娘たちは、作品18の5番を演奏。ラズモスフキーのどれかを演奏したかったそうですが、ファースト・ヴァイオリンはすごく難しそうで、なかなか聴き映えのする曲でした!

 Chamber 3

娘からは全部聴いていけば、と言われましたが、午前11時から7時まで、ヘヴィーなベートーヴェンのカルテットを聴き通す体力はないので、辞退。。。
スポンサーサイト

テーマ : バイオリン
ジャンル : 音楽

カーチャ・カバノーヴァ @ ジュリアード音楽院

ジュリアード音楽院の声楽家の学生さんたちの発表の場として、年に2回オペラ公演が行われるのだが、その2回目の公演に娘がオーケストラで出演するという事で、観に行く事に。

 Kabanova 1

今回の公演はヤナーチェクの代表的なオペラ、カーチャ・カバノーヴァ。出演者は、全員ジュリアードの学生さんだが、やはり大学院にいる人が多いようだ。

       Kabanova 2

オーケストラ・ピット。娘は今回は第1ヴァイオリンに。

 Kabanova 3

演奏は、さすが世界中の歌劇場で活躍しているオペラ歌手を輩出しているジュリアードだけあって、とても学生さんとは思えない、高水準の歌唱。特に、主役のカーチャ役を演じたソプラノのフェリシア・ムーアは素晴らしかった!

 Kabanova 4

今回は計3回の公演で、忙しい授業やレッスンの中でのリハーサルも含め、大変だったようだが、歌手と合わせるという得難い経験になったのではないだろうか。

 Kabanova 5

Katya Kabanova (1921年、ブルノ・国立劇場にて初演)
演出: Stephen Wadsworth
指揮: Anne Manson
Katya: Felicia Moore
Varvara: Samantha Hankey
Kabanicha: Sara Couden
Boris: Gerald Schneider
Tichon: Miles Mykkanen ほか
2017年4月23日、ピーター・ジェイ・シャープ・シアター

テーマ : ニューヨーク
ジャンル : 海外情報

エフゲニー・オネーギン @ メトロポリタン・オペラ

シーズンもあとわずかとなったメト、本日はチャイコフスキーのエフゲニー・オネーギン

 Onegin 01

2013〜14年シーズンにプレミエ上映が行われたデボラ・ワーナーの舞台の3シーズンぶりの再演となった今回、オネーギン役はディミトリー・ホロストフスキーが務める予定だったのだが、現在脳腫瘍の闘病中の彼は、舞台に上がるまでの回復が叶わず、プレミエでオネーギンを歌ったマリウシュ・クヴィエチェンペーテル・マッテイが交代で代役を務めることに。タチアーナはプレミエ同様、アンナ・ネトレプコ

      Onegin 02

さて、私が行った日のオネーギンマッテイ。その朗々たる美声で、すっかり今を代表するバリトンの一人となった彼、ニヒルで斜に構えたオネーギンというよりは、明るくエネルギッシュといったイメージではあるものの、さすがに堂々たる歌唱!

 Onegin 03
 Onegin 04

ここ数年で、より重い声の役へと上手にレパートリーを転換する事に成功したネトレブコ、この日はやや声が不安定な感じだったが、それでも3シーズン前の歌唱から一段と表現力を増したタチアーナで、存在感を示してくれた。

 Onegin 05
Onegin 06

レンスキーオルガはそれぞれアレクセイ・ドルゴフエレーナ・マクシモーヴァロシア勢が演じたが、ドルゴフはやや声量は小さめながら、情熱的な歌いぶり、マクシモーヴァも美しいメゾで無難に歌いこなしていた。

 Onegin 07
 Onegin 08

指揮は2014年よりグラインドボーン音楽祭の音楽監督を務めるロビン・ティチアーティで、こちらはチャイコフスキー特有のロマンチックな旋律をしっかりと歌わせた万全のサポートぶりを聴かせてくれ、好印象。

 Onegin 09

ワーナーの舞台は少し中途半端な感じがするもので、可もなく不可もなくといった感じでした。

 Onegin 10
 Onegin 11

Eugene Onegin (1881年、ボリショイ劇場にて初演)
演出: Deborah Warner
指揮: Robin Ticciati
Onegin: Peter Mattei
Tatiana: Anna Netrebko
Lenski: Alexey Dolgov
Olga: Elena Maximova
Filippyevna: Larissa Diadkova
Triquet: Tony Stevenson
Prince Gremin: Stefan Kocan ほか
2017年4月22日、メトロポリタン歌劇場


⇒ 前回上演感想

⇒ ネトレブコ出演のメト「マノン・レスコー」感想

⇒ マッテイ出演のメト「セヴィリアの理髪師」感想

テーマ : オペラ
ジャンル : 音楽

内田光子 ピアノ・リサイタル 〜 珠玉のシューマン!

毎年カーネギー・ホールにてリサイタルを開いている内田光子。私もほぼ毎年聴きに行っているはずなのだが、あいにく昨年はスケジュールが合わず、一昨年の、ソプラノのドロテア・ロシュマンとのジョイント・リサイタル以来!

 Uchida 1

2015年のジョイント・リサイタルでもシューマンの歌曲を中心としたプログラムだったのだが、今回もシューマンの代表作、クライスレリアーナ幻想曲を揃えたプログラム!

      Uchida 2

リサイタルの前半、まずはモーツァルトの可憐なハ長調、K545のピアノ・ソナタ「初心者のための小さなソナタ」と題された、ピアノを習った事のある人なら、誰でも知っているほど親しまれている曲だが、内田さんは豊かなニュアンスを込めながら、可憐なこの曲を魅力的に演奏してくれ、上々の滑り出し。

 Uchida 3

続いて、シューマンクライスレリアーナ。後に妻となるクララとの熱烈な恋愛中に作曲された、全8曲からなるピアノ曲集だが、それぞれの曲想を繊細にニュアンス付けながら弾き分けていくさまは、まさに内田さんの独壇場!

 Uchida 4

後半は、今回のニューヨーク初演に先立って、内田さんによって1月にハンブルクにて初演されたドイツの作曲家、ヨルグ・ウィッドマンSonatina facile。プログラムの最初に演奏されたモーツァルトハ長調ソナタへのオマージュとして作曲されたこの曲、随所にモーツァルトのソナタのメロディが織り込まれて、それが自在に変容していくといった趣きの曲で、内田さんによって生き生きと演奏された。

 Uchida 6

プログラムの最後は、シューマンのこれまた代表的なピアノ作品である幻想曲クライスレリアーナに引き続いて作曲されたこの作品でも、内田さんは細やかなニュアンスでこの曲の多様な魅力を見事に引き出しいて、スケールの大きさこそないかも知れないが、感動的な演奏だった!

 Uchida 5

内田光子 ピアノ・リサイタル
Mozart: Piano Sonata No. 16 in C major, K. 545
Schumann: Kreisleriana, Op. 16
Widmann: Sonatina facile (2016, New York Premiere)
Schumann: Fantasy in C major, Op. 17
2017年3月30日、カーネギー・ホール


⇒ 2015年のドロテア・ロシュマンとのジョイント・リサイタル感想

テーマ : ニューヨーク
ジャンル : 海外情報

ラファウ・ブレハッチ ピアノ・リサイタル 〜 2005年ショパン・コンクールの覇者!

2005年のショパン・コンクールの優勝者で、日本でもおなじみのラファウ・ブレハッチ。まだアメリカでは知名度が高まっていないのか、カーネギー・ホールの大ホールでリサイタルを開くに至っていないが、今回もアッパー・イーストにある 92Y にある小ホール、Kaufmann Concert Hall でのリサイタル!

 Blechacz 1

今回のリサイタルは、前半にバッハベートーヴェン、後半は得意のショパンという構成。

 Blechacz 2

バッハの4つのデュエットで開始された前半。全体で13分程度の曲集だが、ブレハッチは強靭なタッチでどちらかといえば力強くダイナミックに演奏した。実は彼の演奏を生で聴くのは初めてだったのだが、スマートな見た目とは裏腹に、小ホールという事もあったと思うが、フォルテではピアノの音が飽和気味になるほどの力強さがまずは印象に残った。

 Blechacz 5

続いては、ベートーヴェンの作品51-2 のロンドと、ピアノ・ソナタ第3番。こちらの演奏でも、バッハの時と印象は変わらず、特にソナタでのしっかりとした構成感と力強いタッチが印象的。

 Blechacz 3

後半は、ポーランド出身のブレハッチにとってはお国もののショパン幻想曲に始まり、作品48-2 の嬰へ短調の夜想曲を経て、あの有名な葬送行進曲を持つピアノ・ソナタ第2番で締めくくり。いずれも、旋律の歌わせ方の巧みさとダイナミックで華麗な力強さが両立した素晴らしい演奏。ダイナミックさだけではなく、葬送行進曲のしみじみとした歌わせ方も一級品!

 Blechacz 4

ショパン・コンクール覇者の実力を遺憾なく発揮したリサイタルでした!

 Blechacz 6

ラファウ・ブレハッチ ピアノ・リサイタル

J.S. Bach: Four Duets, BWV802-805
Beethoven: Rondo in G Major, Op. 51-2
Beethoven: Piano Sonata No. 3 in C Major, Op. 2-3
Chopin: Fantaisie in F minor, Op. 49
Chopin: Nocturne in F-sharp minor, Op. 48-2
Chopin: Piano Sonata No. 2 in B-flat minor, Op. 35

2017年3月26日、カウフマン・コンサート・ホール

テーマ : ニューヨーク
ジャンル : 海外情報

プロフィール

アルページュ

Author:アルページュ
FC2ブログへようこそ!

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード