ディクテーター 身元不明でニューヨーク 〜 思ったほど悪くはなかったが

ナンセンス・コメディの王様、サシャ・バロン・コーエンが主演のみならず脚本も手がけた2012年のコメディ映画。全米では2012年5月に公開され、公開週に興行ランキングの3位にランクインしている(トップは「アベンジャーズ」)。

      Dictator Poster

幼いころから北アフリカにあるワディヤ共和国の独裁者として君臨していたアラジーン将軍(コーエン)は、気に入らない相手を即刻処刑したり、核ミサイルの開発に手を出したりとやりたい放題。

 Dictator 1

核開発疑惑について国連の場で釈明を求められたアラジーンは、意気揚々とニューヨークに赴く。ところが、彼を追い落として石油利権の独り占めを図る叔父で側近のタミール(ベン・キングズレー)により捕らえられ、自慢の口ひげを剃られた挙句、街に放り出されてしまう。

 Dictator 2

口ひげを剃られてしまったため、自分がアラジーンである事を証明できなくなってしまった彼は、オーガニック食品スーパーを経営する博愛主義者のゾーイ(アンナ・ファリス)に助けられる。

 Dictator 3

ゾーイの店で働きながら、何とか将軍の座に復帰しようとするアラジーンだったが…

 Dictator 4

人に嫌悪感を催させるレベルすれすれのどぎついコメディを得意とするコーエン。今回はリビアカダフィー大佐を彷彿とさせる北アフリカの独裁者に扮していて、相変わらずのC調ぶり。

 Dictator 5

但し、「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」(06年)に比べ、意外にどぎつさは控えめで、ストーリーもそれなりに常套的。その分、彼特有の毒が薄まってしまっているという事にもなっている。  ⇒ 6/10点

ディクテーター 身元不明でニューヨーク
The Dictator (2012年・アメリカ)
監督: Larry Charles
キャスト: Sacha Baron Cohen, Anna Faris, Ben Kingsley, Jason Mantzoukas, John C. Reilly, Bobby Lee, Sayed Badreya, Adeel Akhtar, Fred Armisen, Edward Norton, Megan Fox, Susan Sykes, Chris Elliott, Garry Shandling, Chris Parnell, Aasif Mandvi, Rizwan Manji, Horatio Sanz, Fred Melamed, Joey Slotnick, Jessica St. Clair, Anna Katarina, Kevin Corrigan, Mitchell Green, Jenny Saldana ほか
上映時間: 83分


⇒ コーエン出演作「レ・ミゼラブル」(12年)感想太鼓判!!

⇒ キングズレー出演作「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」(14年)感想
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ジャッジ・ドレッド 〜 意外に真っ当なリメイク

1995年にシルヴェスター・スタローン主演で映画化されたイギリスの人気SFコミックのリメイク作品。監督は「バンテージ・ポイント」(08年)で注目されたピート・トラヴィス。全米では2012年9月に公開され、公開週に興行ランキングの6位にランクインしている。

      Dredd Poster

凶悪犯罪が蔓延しているメガシティ・ワンでは、警察・裁判・刑執行の全ての権限を与えられたジャッジと呼ばれるエリート部隊が、街の治安を維持していた。

 Dredd 1

その中でも腕利きのジャッジであるドレッド(カール・アーバン)は、見習いの新人アンダーソン(オリヴィア・サールビー)の教育係を命じられた上に、彼女と共に、一大ギャング集団を率いるマーマ(レーナ・ヘディ)を逮捕する任務に就く羽目に。

 Dredd 2

マーマが支配する超高層ビルに乗り込んだ二人だが、彼女はビルを完全封鎖した上に、ビルの住民たちに二人の殺害命令を下す。絶対絶命の状況の中、7万5千人もの敵と対決する事になる二人だったが…

 Dredd 3

前作とはキャラクター設定は同じながら、ストーリーは全くのオリジナル。スターロン版の出来があまり良くなかったため、今回も同様の結果になるのではという心配があったのだが、意外にも、細かい事は気にせずアクションに徹した、すっきりしたアクション映画に仕上がっている。

 Dredd 4

ドレッドは嘘みたいに強いのだが、アンダーソンとのキャラクターのバランスも良く、退路を断たれて戦って切り抜けるしかない状況にしたのが、潔さと明快さをもたらしていて、最後までまあ面白く見る事ができる。意外に悪くない。他にドーナル・グリーソンが出演。  ⇒ 6/10点

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ジャッジ・ドレッド
Dredd 3D (2012年・イギリス/南アフリカ)
監督: Pete Travis
キャスト: Karl Urban, Olivia Thereby, Lena Headey, Wood Harris, Donhnall Gleeson, Warrick Grier, Deobia Oparei, Francis Chouler, Daniel Hadebe, Rakie Ayola, Langley Kirkwood, Edwin Perry, Karl Thaning, Michele Levin ほか
上映時間: 95分


⇒ アーバン出演作「リディック: ギャラクシー・バトル」(13年)感想

⇒ ヘディ出演作「パージ」(13年)感想

⇒ グリーソン出演作「レヴェナント: 蘇えりし者」(15年)感想 オススメ!

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バイオハザードV リトリビューション

ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の人気アクション・ホラー映画シリーズの第5弾。監督は、シリーズ第1作からコンビを組んでいる夫君のポール・W・S・アンダーソン。2012年9月3日に東京でワールド・プレミアが行われた後、全米で公開され、公開週に興行ランキングのトップに立っている。

      Retribution Poster

超巨大企業アンブレラ社が開発したウイルスがまん延した地球は、ゾンビ化した人類、アンデッドであふれ返る壊滅的な状況に陥っていた。前作でアンブレラの議長アルバート・ウェスカー(ショーン・ロバーツ)との死闘を繰り広げ、仲間の生存者たちを助けたアリス(ジョヴォヴィッチ)だったが、その直後に襲来した、かっての仲間ジル・バレンタイン(シエンナ・ギロリー)率いるアンブレラの戦闘部隊に捕らわれてしまう。

 Retribution 1

アンブレラの研究所内の独房に閉じ込められたアリスは、宿敵ウェスカーによって差し向けられた工作員、エイダ・ヴォン(リー・ビンビン)に助けられる。アリスはかっての敵と組んで、アンブレラ社に立ち向かう事になるのだが…

 Retribution 2

ジョヴォヴィッチをスターダムにのし上げたお馴染みのアクション・ホラー・シリーズの第5弾。基本的なコンセプトは一緒で、登場キャラクターもそれほど変化がなく、ジョヴォヴィッチが敵やゾンビたちを相手に暴れまくるという単純な筋立て。

 Retribution 3

但し、基本的に新しいものはなく、もう既に結論が出ているお話をこれでもかと、こねくり回している感が否めない。ジョヴォヴィッチは相変わらず奮闘しているとは思うが、このシリーズをこれ以上続ける価値はあるのだろうか。まあ、人気はあるようだし、続編も2017年1月の公開が決まっているようなので、少数意見なのだろうが…  ⇒ 5/10点

 Retribution 4

⇒ 前作「バイオハザードIV アフターライフ」(10年)感想

⇒ アンダーソン監督作品「ポンペイ」(14年)感想

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モンスター・ホテル: ドラキュラを始めとするモンスターが大活躍のアニメ映画

モンスターたちが休暇を楽しむホテルに迷いこんできた人間の若者とドラキュラの娘が恋に落ちたことから大騒動が巻き起こるファンタジー・アニメ。2012年のトロント国際映画祭でプレミエ上映された後、全米では9月に公開され、公開週に9月公開の映画としては史上最高の成績で興行ランキングのトップに立っている。

      Transylvania Poster

モンスターがくつろぐための場として、ドラキュラ(声: アダム・サンドラー)が故郷のトランシルバニアに作ったモンスター・ホテル。ここで彼は一人娘のメイビス(声: セレーナ・ゴメス)を大事に育ててきた。

 Transylvania 1

そんな彼女の118歳の誕生日を祝うべく世界中のモンスターたちがホテルに集まっている最中に、人間の若者ジョナサン(声: アンディ・サムバーグ)が迷いこんでしまう。

 Transylvania 2


そのことが仲間のモンスターたちに知られる前に彼を人間界へ戻そうと奮闘するドラキュラだったが、あろうことかメイビスジョナサンが恋に落ちてしまう…

 Transylvania 3

ドラキュラフランケンシュタイン(声: ケヴィン・ジェームズ)など、ホラー映画でおなじみのモンスターたちが愉快な大騒動を繰り広げる内容で、アメリカでは大ヒットしたアニメ映画。

 Transylvania 4

確かに肩が凝らずに楽しめる映画だが、ストーリーがちょっと凡庸で、新鮮味がないのが残念。何にもひっかりがないというか。。。  ⇒ 6/10点

モンスター・ホテル
Hotel Transylvania (2012年・アメリカ)
監督: Genndy Tartakovsky
声の出演: Adam Sandler, Andy Samberg, Selena Gomez, Sadie Sandler, Kevin James, Fran Drescher, Steve Buscemi, Molly Shannon, David Spade, CeeLo Green, Jon Lovitz, Luenell, Chris Parnell, Brian George, Brian Stack, Jackie Sandler, Rob Riggle, Paul Brittain, Robert Smigel, Jonny Solomon, Jim Wise, Craig Kellman, Brian McCann, Tom Kenny, James C. J. Williams ほか
上映時間: 92分

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40歳からの家族ケーカク 〜 面白さも中途半端?

「40歳男の童貞男」(05年)などのジャド・アパトー監督の2012年のコメディ映画で、同監督の2007年の作品「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」のスピンオフ的性格を持つ作品。アパトー作品では常連のポール・ラッドと、レスリー・マンが共演している。全米では2012年12月に公開され、公開週に興行ランキングの3位に入って居る(1位は「ホビット 思いがけない冒険」)。日本では劇場公開されず、ビデオスルーだった。

      This is 40 Poster

ともに40歳を迎えたピート(ラッド)デビー(マン)の夫婦は、倦怠期の真っ只中。夫婦関係だけではなく、年頃の長女セイディ(モード・アパトー)との関係もギクシャクするようになってきて、二人の悩みも尽きない。

 This is 40 1

さらには、それぞれの父親との微妙な関係、うまくいかない仕事の事など、二人はさらなるトラブルに悩まされるのだが...

 This is 40 2

アパトー監督のこの作品、子供の事、親の事など、様々な問題に直面する倦怠期の夫婦の描写はなかなか説得力があるのだが、肝心のコメディーの部分があまり面白くなく、見ていてあまり元気が出ない映画となっているのが残念。ラッドマンの演技はまあまあだし、それぞれの父親役としてジョン・リスゴウアルバート・ブルックスの実力者を起用しているのだが。他にジェイソン・シーゲルミーガン・フォックスメリッサ・マッカーシーらが出演。  ⇒ 6/10点

 This is 40 3

40歳からの家族ケーカク
This is 40 (2012年・アメリカ)
監督: Judd Apatow
キャスト: Paul Rudd, Leslie Mann, Maude Apatow, Iris Apatow, Jason Segel, Charlyne Yi as Jodi, Tim Bagley, Melissa McCarthy, Megan Fox, Albert Brooks, John Lithgow, Ryan Lee, Lena Dunham, Chris O'Dowd, Robert Smigel, Annie Mumolo, Joanne Baron, Billie Joe Armstrong, Graham Parker ほか
上映時間: 133分


⇒ アパトー監督の2004年の作品「俺たちニュースキャスター」感想

⇒ ラッド出演作「アドミッション -親たちの入学試験-」(13年)感想

⇒ マン出演作 "The Other Woman" (14年) 感想

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