ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 〜 ドゥエイン・ジョンソンが大活躍のリブート作品

ロビン・ウィリアムズ主演で1995年にヒットした「ジュマンジ」の続編となる最新アドベンチャー映画。監督にはジェイク・カスダンローレンス・カスダン監督の息子)が起用され、プロレス界のスーパースターから今やアクションものに欠かせない存在となったドウェイン・ジョンソンが主演、人気コメディアン、ケヴィン・ハートらが共演している。全米では2017年12月に公開され、公開3週目にトップに立つと、通算で4週にわたって興行ランキングのトップに立つ大ヒット作となった。

      Jumanji Poster

高校生のスペンサー(アレックス・ウルフ)フリッジ(サーダリウス・ブレイン)マーサ(モーガン・ターナー)ベサニー(マディソン・アイゼマン)の4人はそれぞれ問題行動を起こしてベントレー校長(マーク・エヴァン・ジャクソン)に呼び出され、罰として地下室の掃除をするように言われる。

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そこでジュマンジという古いビデオゲームを見つけた彼らは。プレイしようとキャラクターをチョイスした瞬間、それぞれ選んだアバター: スモルダー(ジョンソン)、シェリー(ジャック・ブラック)、ムース(ハ−ト)、ルビー(カレン・ギラン)に変身し、ゲーム内の世界であるジャングルへと移動してしまう。

 Jumanji 2

現実とは全く異なるキャラクターになった彼らは、カバ、ジャガー、ゾウ、サイの群れなど、次から次へ野生動物と遭遇して危険にさらされるが、ゲームの案内人ナイジェル(リス・ダービー)の助けを借り、ゲームを何とかクリアしながら現実世界に戻ろうとするのだった…

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1995年にヒットした「ジュマンジ」の22年ぶりの続編となった本作、舞台がボードゲームからビデオ・ゲームに移ったとはいえ、ゲームの舞台となるジャングルでのアドベンチャーが繰り広げられるという点では、あまり変わりばえがしないのだが、アクション・アドベンチャー映画としてはストーリー展開にそれなりに起伏があり、手堅くまとまっている印象。

 Jumanji 4

高校生たちが演じるアバターが、高校生それぞれのキャラクターとは全く異なるのが、面白さを生み出していて、それをジャック・ブラックケヴィン・ハートら芸達者が嬉々として演じているのが良い。

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映画界でもすっかり稼げるアクション・スターとなったジョンソンも堂々たる主演ぶり。もともとカリスマ性のあるレスラーだったが、ここでもコミカルな演技からアクションまで縦横無尽の活躍ぶりで観る者を楽しませてくれる。  ⇒ 7/10点

 Jumanji 6

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
Jumanji: Welcome to the Jungle (2017年・アメリカ)
監督: Jake Kasdan
キャスト: Dwayne Johnson, Jack Black, Kevin Hart, Karen Gillan, Nick Jonas, Bobby Cannavale, Rhys Darby, William Tokarsky, Rohan Chand, Marc Evan Jackson, Carlease Burke, Sean Buxton, Tim Matheson, Maribeth Monroe, Kat Altman, Marin Hinkle, Tracey Bonner, Natasha Charles Parker, Michael Shacket ほか
上映時間: 119分


⇒ ジョンソン主演作「カリフォルニア・ダウン」(15年)感想

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ジャスティス・リーグ 〜 アベンジャーズの向こうを張るには力不足?

マーベル・コミックのアベンジャーズ・シリーズの向こうを張って、DCコミックスが傘下のヒーローたちを集結させたアクション大作。
単体映画でバットマン役を演じているベン・アフレックや、スーパーマンヘンリー・カヴィルワンダーウーマンガル・ガドットらが登場し、ジャスティス・リーグを結成して悪に立ち向かっている。全米では2017年11月に公開され、公開週に興行ランキングのトップに立っているが、「アヴェンジャーズ」シリーズほどのヒット作とはならなかった。

      Justice League Poster

「バットマン vs スーパーマン」(16年)スーパーマン(カヴィル)が捨て身の行動で人類を救ったのを見たバットマンことブルース・ウェイン(アフレック)は、再び人類を信じるようになり、新たな相棒となったワンダーウーマンことダイアナ・プリンス(ガドット)の助けを借りて、人類を脅かす新たな敵との戦いに備えて、共に戦ってくれるヒーローたちを集めにかかる。

 Justice League 1

そんな折、惑星アポコリプスに生息するニューゴッズ族ステッペンウルフ(キアラン・ハインズ)に率いられ、使う者に超常的な現象をもたらすマザーボックスを求めて地球に襲来する。人類の滅亡を防ぐため、ジャスティス・リーグステッペンウルフたちに立ち向かうも苦戦を強いられる…

 Justice League 2

DCコミックスと配給元のワーナー・ブラザースが総力を結集させた本作、どうしてもライヴァルのアベンジャーズと比べてしまうのだが、やや力不足の結果に終わった印象。

 Justice League 3

勧善懲悪の明快なストーリーはそれなりにまとまっているのだが、ヒーローたちをバランス良く活躍させようとしたためか、やや表面的で、アベンジャーズのような良く練られた事が窺われるストーリー展開とは少し差がある感じ。

 Justice 4

個々のヒーロたちについても、バットマンスーパーマンなど、こちらの方がダークな感じのヒーローがメインなためか、この手の作品らしいカラッとした爽快さが弱い感じもする。単体作品であれだけ輝いていたワンダーウーマンもここでは、少し埋没気味。

 Justice 5

と書いていると、何やらケチばかりつけているようだが、映画としてはきっちりとまとまっていてそれなりの水準に仕上がっている。ただ、アベンジャーズ・シリーズとは少し差がついた感じなので、これからどうその差を埋めていけるだろうか。ほかに、エイミー・アダムスダイアン・レインらスーパーマンに出演した面々も引き続き出演している。  ⇒ 6/10点

 Justice 6

ジャスティス・リーグ
Justice League (2017年・アメリカ)
監督: Zack Snyder
キャスト: Ben Affleck, Henry Cavill, Amy Adams, Gal Gadot, Ezra Miller, Jason Momoa, Ray Fisher, Jeremy Irons, Diane Lane, Connie Nielsen, J. K. Simmons ほか
上映時間: 120分

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オリエント急行殺人事件 〜 アガサ・クリスティの名作の再映画化!

アガサ・クリスティの数ある傑作ミステリーの中でも代表作の一つ、「オリエント休講殺人事件」の1974年に続く2度目の映画化作品。前回はシドニー・ルメット監督がメガホンを取ったが、今回はケネス・ブラナー監督がメガホンを取ると同時に主演も務めている。全米では2017年11月に公開され、公開週に興行ランキングの3位にランクインしている。

      Orient Express Poster

トルコ・イスタンブールを出発してフランス・カレーに向かう豪華寝台列車オリエント急行が途中雪だまりに突っ込んで立ち往生する中、車内でアメリカ人富豪のエドワード・ラチェット(ジョニー・デップ)が刺殺体で発見される。

 Orient Express 1

偶然列車に乗り合わせていた名探偵エルキュール・ポアロ(ブラナー)は、事件を速やかに解決したい鉄道会社に頼まれ殺人事件の解明に乗り出す。

 Orient Express 2

雪に閉ざされて外部の人間のは考えられない密室空間で発生した殺人事件である事から、ポアロは乗客の誰かが犯人であると推理するが、乗客のゲアハルト・ハードマン教授(ウィレム・デフォー)ドラゴミロフ公爵夫人(ジュディ・デンチ)、宣教師のピラール・エストラバドス(ペネロペ・クルス)キャロライン・ハバード(ミシェル・ファイファー)らに聞き取りを行うポアロだったが、乗客全員にアリバイがある事が判明する…

 Orient Express 3

あまりにも有名な推理小説で、プロットが分かっているせいか、この映画の楽しみは謎解きよりも豪華な出演陣。1974年版では、ボワロ役のアルバート・フィニーをはじめ、ローレン・バコールショーン・コネリーイングリッド・バーグマン(アカデミー助演女優賞受賞!)アンソニー・パーキンスヴァネッサ・レッドグレイヴらが起用されて話題を呼んだが、今回はベテランのデフォーデンチファイファーらに中堅のデップクルス、さらにはスター・ウォーズの最新シリーズへの主演で注目を浴びたデイジー・リドリーら新鋭と、新旧バランスの取れた布陣。

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豪華なキャストと共に、ディティールにこだわった豪華な映像も見もので、それらを観るだけでも楽しめるのだが、原作に忠実なストーリー展開に気を使ったためなのか、少し語り口がくどくなっているきらいがあり、その分テンポが間延びした感じが出てしまったのは残念。まあ、豪華なキャストが豪華な映像の中で見せてくれる演技を文句言わずに楽しめ(実際に楽しめるのだが)、という事なのだろうが…  ⇒ 7/10点

オリエント急行殺人事件
Murder on the Orient Express (2017年・アメリカ)
監督: Kenneth Branagh
キャスト: Kenneth Branagh, Penélope Cruz, Willem Dafoe, Judi Dench, Johnny Depp, Josh Gad, Derek Jacobi, Leslie Odom Jr., Michelle Pfeiffer, Daisy Ridley, Olivia Colman, Lucy Boynton, Marwan Kenzari, Manuel Garcia-Rulfo, Sergei Polunin, Miranda Raison ほか
上映時間: 114分


⇒ ブラナー監督の前作「シンデレラ」(15年)感想傑作!!!

⇒ デンチ出演作「007 スペクター」(15年)感想

⇒ デフォー出演作「グレートウォール」(16年)感想

⇒ ファイファー出演作「マザー!」(17年)感想

⇒ デップ主演作「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」(17年)感想

⇒ クルス出演作「ズーランダー No. 2」(16年)感想

⇒ リドリー出演作「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(17年)感想オススメ!

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バリー・シール/アメリカをはめた男 〜 嘘のような現実を生きた男の半生を描く快作!

航空会社のパイロットからCIAのエージェントに転身し、後にコロンビアメデジン・カルテル全盛期に麻薬の運び屋としても暗躍したバリー・シールの半生をトム・クルーズ主演でダグ・リーマン監督が映画化した作品。全米では2017年9月に公開され、公開週に興行ランキングの3位(トップは「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」)に入っている。

      American Made Poster

大手航空会社TWAの腕利きパイロットのバリー・シール(クルーズ)は、その飛行技術を見込まれ、CIAのエージェント、モンティ・"シェイファー"(ドーナル・グリーソン)にスカウトされる。

 American Made 1

CIAが用意したペーパーカンパニーの航空会社に転職したバリーは、妻ルーシー(サラ・ライト)には内緒で中米諸国の反米ゲリラが活動する地域を、軽航空機を使って偵察するという危険な秘密任務に従事するというスリリングな日々を送る事に。

 American Made 2

バリーのパイロットとしての腕前に満足したモンティは、パナマの実力者ノリエガ将軍との連絡役や、ニカラグアの親米反政府組織コントラへの武器供与など、バリーの任務を拡大させてゆく。そんな中、メデジン・カルテルの大物ボス、ホルヘ・オチョア(アレハンドロ・エッダ)の目に止まったバリーは、CIA の目を盗んでコロンビアからアメリカへ麻薬を密輸する運び屋を請け負うようになり、さらにはコントラへ供与するはずの武器を横流しするなど、違法行為をエスカレートさせていく…

 American Made 3

実在したCIA の運び屋バリー・シールの半生を描いたこの作品、クルーズの演技とかそういうものよりも、まずは本当にこのような事があったのかという、嘘のようなストーリーに驚かされる。麻薬の密輸で使い切れないほどの富を蓄えたシール、最盛期には5人のパイロットと5機の飛行機を使う密輸集団となり、CIA も見て見ぬ振りをしていたというのだから、事実は小説よりも奇なりと言うべきか。

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いつも通り飛行スタントも自分でこなすなどの奮闘ぶりのクルーズ、出たとこ勝負で運任せの行動と、善悪など糞食らえという感じのその自信たっぷりの表情に、かえってアメリカらしさを感じさせてしまう。ストーリー展開もテンポが良く、コメディの要素をバランス良く忍ばせた巧みな映画作り。楽しめる作品でした!  ⇒ 7/10点

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バリー・シール/アメリカをはめた男
American Made (2017年・アメリカ)
監督: Doug Liman
キャスト: Tom Cruise, Domhnall Gleeson, Sarah Wright, Jesse Plemons, Caleb Landry Jones, Alejandro Edda, Benito Martinez, Mauricio Mejia, Jayma Mays, Lola Kirke, Frank Licari, Jed Rees, Connor Trinneer, Robert P. Farrior ほか
上映時間: 117分


⇒ ダグ・リーマン監督トム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(14年)感想オススメ!

⇒ クルーズ主演の「ザ・マミー / 呪われた砂漠の王女」(17年)感想

⇒ グリーソン出演作「未来を花束にして」(15年)感想

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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア 〜 鬼才ヨルゴス・ランティモス監督らしい個性的な最新作

「ロブスター」(15年)で注目を集めたギリシャの異才、ヨルゴス・ランティモス監督の最新作で、故国ギリシャの三大悲劇詩人エウリピデスの代表作の一つ、「アウリスのイピゲネイア」をベースにしていて、「ロブスター」に引き続き、コリン・ファレルが主演している。2017年のカンヌ国際映画祭でプレミエ上映された後、全米では2017年10月に限定公開されている。

      Killing of Sacred Deer Poster

シンシナティ郊外の高級住宅街に住む心臓外科医のスティーヴン(ファレル)は、同じく医者の妻アナ(ニコール・キッドマン)、二人の子供と満ち足りた生活を送っていた。

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ところが、ある日スティーヴンマーティン(バリー・コーガン)という見知らぬ少年を家に連れてきたことをきっかけに、子供たちが突然歩けなくなり目から赤い血を流すなど、家族に異変が起こり始める…

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「アウリスのイピゲネイア」は、狩りの女神アルテミスの逆鱗に触れたため、長女イピゲネイアを生贄に捧げなければならなくなったアガメムノン王の苦悩を描いた悲劇だが、本作はこのストーリーを現代に移し替えてサイコホラーの衣をまとわせた、といった趣の、この監督らしい異色作。

 Deer 3

とにかくマーティン役のコーガンが粘着質的な不気味さを存分に発揮した怪演で、ホラー映画らしい雰囲気を盛り上げている。彼の演技がなければ、ホラーらしさは意外に感じられなかったかも知れないと思わせるほど。

 Deer 4

夫婦役のファレルキッドマンも、何不自由ない満ち足りた生活から一転、理解不能な極限状況に追い込まれ、次第に狂気に駆られていく様を好演。しかし、ファレル「今年一番の後味の悪い映画」とコメントしただけあって、後味の悪さも格別で。それが好悪を分けるかもしれない。私はちょっと好きになれない方でした。他にアリシア・シルヴァーストーンが出演。  ⇒ 6/10点

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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア
The Killing of a Sacred Deer (2017年・アイルランド/イギリス/アメリカ)
監督: Yorgos Lanthimos
キャスト: Colin Farrell, Nicole Kidman, Barry Keoghan, Raffey Cassidy, Sunny Suljic, Alicia Silverstone, Bill Camp ほか
上映時間: 121分


⇒ ランティモス監督の前作「ロブスター」(15年)感想

⇒ ファレル出演作「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅 」(16年)感想太鼓判!!

⇒ キッドマン出演作「LION/ライオン 〜25年目のただいま〜」(16年)感想

⇒ コーガン出演作「ダンケルク」(17年)感想 太鼓判!!

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