名作ミュージカル・屋根の上のヴァイオリン弾き

年に2回行われるブロードウェイ・ウィーク。この期間は、1枚の値段で2枚分のチケットが購入出来る。今年の秋は9月5日から18日までの開催だったが、今年は12月に閉幕する事が決まった「屋根の上のヴァイオリン弾き」を観る事に。

 Fiddler 1

1964年にブロードウェイで初演されたこの作品は、8年近くにわたりロングランをした名作として有名。1971年には映画化もされ、アカデミー賞3部門を受賞。日本では森繁久弥の当たり役として知られている。

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現在の舞台は、2015年11月にプレミエ上演が行われた、バートレット・シャーの演出によるもので、これが3度目のリバイバル公演。トニー賞でもミュージカル・リバイバル作品賞にノミネート(残念ながら受賞はならず)されるなど、評価が高かったのだが、残念ながら今年12月いっぱいで閉幕する事が決まっている。

 Fiddler 2

20世紀の初頭、ロシアに住むユダヤ人一家の苦難の歴史を描いたこの作品、いささか古臭いストーリーかと思いきや、人々への迫害が止まらない今の世の中にも通じる普遍性があるストーリーで、とりわけ登場人物のキャラクターの描き方が巧みで、それぞれが生き生きとしていて、十分面白く観る事が出来る。名曲「サンライズ・サンセット」もやはり胸に染みる!

 Fiddler 4

出演者では、主役テヴィエ役のダニー・バースタインが観客をとりこにする圧巻の演技で本当に素晴らしかった!

 Fiddler 5

子供達は退屈するかと思ったのだが、良かったよう。12月いっぱいなので、まだ観ていない方は是非!

 Fiddler 6

Fiddler on the Roof (1964年、ニューヨーク・インペリアル・シアターにて初演)
製作: ハロルド・プリンス
音楽: ジェリー・ボック
作詞: シェルダン・ハーニック
演出: バートレット・シャー
Tevye: Danny Burstein
Golde: Jessica Hecht
Tzeutek: Alexandra Silber
Hodel: Samantha Massell
Chava: Melanie Moore
Shprintze: Jenny Rose Baker
Bielke: Hayley Feinstein
Motel: Adam Kantor
Perchik: Ben Rappaport ほか
2016年9月9日、ブロードウェイ・シアター
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レ・ミゼラブル 〜 上演終了前に観に行きました!

ご存知キャメロン・マッキントッシュクロード=ミッシェル・シェーンベルクのコンビによる大ヒット・ミュージカル。ブロードウェイでは1987年に初演、ブロードウェイ史上、歴代3位となるロングランとなっている。今回のリバイバルは、2006年〜08年に続くもので、2014年3月にオープンしている。2014年のトニー賞では、ミュージカル・リバイバル作品賞をはじめ3部門でノミネートされたが、受賞はならなかった。

      Miserables 1

今回のリバイバルは、そこそこの評判だったようだが、残念ながら9月に閉幕する事が決定、そこで閉幕する前に急遽観に行く事にした次第。

 Miserables 2

私はこの舞台を観るのは初めてで、どちらかといえば2012年の映画版でこの作品に慣れ親しんだクチなのだが、舞台版もスケールが大きく、数々のヒットナンバーを歌う出演者たちの迫力ある歌いぶりに圧倒される!

 Miserables 3

特にジャン・バルジャンを演じたジョン・オーウェン=ジョーンズは心に残る歌唱と演技で印象的だった。

 Miserables 4

出演者が勢ぞろいする最後のエンディングも感動的。やはり閉幕する前に観て良かった。9月4日までなので、まだの方はお早めに!

 Miserables 5

Les Miserables (1987年、ロンドン・バービカン・センターにて初演)
製作: キャメロン・マッキントッシュ
音楽: クロード=ミッシェル・シェーンベルク
作詞: ハーバート・クレッツマー
演出・振付: ローレンス・コナー、ジェームズ・パウエル
Jean Valjean: John Owen-Jones
Avert: Hayden Tee
Fantine: Alison Luff
Eponine: Ej Zimmerman
Cosette: Alex Finke
Marius: Chris McCarrell ほか
2016年7月21日、インペリアル・シアター


⇒ 映画版「レ・ミゼラブル」(12年)感想太鼓判!!

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ブロードウェイ「シカゴ」にエリーが出演!

NHK の朝の連続テレビ小説「マッサン」エリー役を演じたシャーロット・ケイト・フォックス

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そのシャーロットブロードウェイの人気ミュージカル「シカゴ」に出演するという発表があってから、家族全員が楽しみにしていた公演!

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1924年にシカゴで実際に発生し、当時大きな話題を呼んだ2件の殺人事件を元にした、シカゴ・トリビューン紙の女性記者モウリン・ダラス・ワトキンスの脚本をベースに、1975年に名振付師ボブ・フォッシーの手により、ブロードウェイで初演されたこのミュージカル、 1996年にフォッシーの愛弟子アン・ランキンの振付により、よりブロードウェイらしいきらびやかな舞台になって再演されて大評判を呼び、トニー賞で6部門の栄冠に輝き、現在では、リバイバル作品としては、ブロードウェイ史上最長のロングラン作品となっている。

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      会場のアンバサダー劇場

シャーロットが演じた主役のロキシー・ハート役は、数年前には米倉涼子も演じた役。ちょっぴりコケティッシュな感じもあるこの役だが、シャーロットロキシーは、どちらかと言えば可憐な感じ。溌剌とこの役を演じていて、とても今回がブロードウェイ・デビューとは思えない、堂々たる演技と踊り・歌で、ヴェルマ・ケリーを演じたベテランのアムラ・フェイ・ライトを向こうにして健闘していた!

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 オーケストラは舞台上で演奏

2001年からヴェルマ・ケリーの役を演じ続けているという、ベテランのフェイは、さすがに堂々たる演技。でも、ちょっと貫禄があり過ぎる感も…

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フォッシーが創造したダンスの数々はさすがに素晴らしく、いつ見ても楽しめる、素晴らしいミュージカル! 舞台終了後、シャーロットが楽屋口に出てきましたが、本当に可憐な感じですね。感動しました!

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Chicago the Musical
演出・脚本: Bob Fossey
音楽: John Kander
歌詞: Fred Ebb
振付: Ann Reinking
Roxie Hart: Charlotte Kate Fox
Velma Kelly: Amra-Faye Wright
Amos Hart: Raymond Bokhour
Billy Flynn: Jason Danieley
Maron "Mama" Morton: Carol Woods ほか
2015年11月10日、アンバサダー劇場


⇒ 米倉凉子出演の「シカゴ」感想

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王様と私 ~ 渡辺謙の圧倒的な存在感!

今シーズンのブロードウェイ最大の話題作の一つとなったミュージカル「王様と私」のリバイバル。日本人の私達にとっての最大の関心は、勿論渡辺謙ブロードウェイ初挑戦。トニー賞の発表の興奮冷めやらぬ6月末に念願かなって、会場のリンカーン・シアターに!

 King and I 1

マーガレット・ランダンの小説「アンナとシャム王」を原作とした1946年の映画をベースに、ロジャース&ハマースタインの黄金コンビによって1951年にミュージカル化されたブロードウェイの往年の名作。日本では、ユル・ブリンナーデボラ・カーの主演で1956年に映画化され、アカデミー賞で5部門を獲得した作品で有名。今回のリバイバル版は最近、メトロポリタン・オペラでもおなじみになったバートレット・シャーの手によるもの。今年のトニー賞では、見事ミュージカル・リバイバル作品賞に輝いたほか、ケリ-・オハラミュージカル主演女優賞ルーシー・アン・マイルズミュージカル助演女優賞を獲得している。

      King and I 2

映画で親しんでいた作品ながら、舞台で見るのは今回が初めてだったが、ちょっとエキゾチックだが、ロジャース&ハマースタインらしい、親しみやすいメロディ満載の楽しいミュージカル。惜しくもミュージカル主演男優賞を逃した渡辺謙だが、舞台での存在感は圧倒的で、歌や踊り、コミカルな演技も全て堂に入っていてさすがの一言だった!

 King and I 3

ブロードウェイきっての実力派、オハラの歌唱も勿論素晴らしかったし、全体的に水準の高い舞台。その中でも、やはり渡辺謙の舞台姿には同じ日本人としてジーンときました!

 King and I 4

終演後、もちろん楽屋口で出待ち。出てきた謙さん、気さくにサインに応じ、ファンと言葉を交わしていました。

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私もサインをしてもらった上に、お話する事まで出来て、感動も倍増! 舞台でのエネルギッシュな姿とうって変わって、穏やかな表情を見せていたのが印象的でした。

      King and I 6

The King and I
音楽: Richard Rodgers
台本・歌詞: Oscar Hammerstein II
演出: Bartlett Sher
振付: Christopher Gattelli (オリジナル: Jerome Robbins)
King of Siam: Ken Watanabe
Anna Leonowens: Kelli O'Hara
Lady Thiang: Ruthie Ann Miles
Tuptim: Ashlery Park
Lun Tha: Kelvin Moon Loh
Sir Edward Ramsey: Edward Baker-Duly
Prince Chulalongkorn: Jon Viktor Corpuz
Captain Orton: Murphy Guyer
Louis Leonowens: Jake Lucas
Kralahome: Paul Nakauchi
Phra Alack: Marc Oka ほか
2015年6月30日、リンカーン・センター・シアター

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ウィキッド ~ ブロードウェイのロングラン・ミュージカル

今回は、旅行でニューヨークを訪れた友人に付き合い、あの「オズの魔法使い」をベースにしたブロードウェイのヒット・ミュージカル、ウィキッドを観に行く。

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 Wicked 5

2003年にブロードウェイで初演されたこのミュージカルは、「オズの魔法使い」の話を西の悪い魔女・エルファバの視点から描いた作品で、ストーリーの中心は、そのエルファバ南の良い魔女・グリンダとの知られざる友情物語。「アナと雪の女王」(13年)のテーマ・ソングで一躍日本でも有名になったイディナ・メンゼルが、このミュージカルの初演時にエルファバ役(トニー賞ミュージカル主演女優賞を獲得)を演じて、一躍ブロードウェイのスターに躍進した事でも知られている。

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 エルファバ役を演じるイディナ・メンゼル

ブロードウェイで最も人気のあるミュージカルの一つで、熱狂的なファンが多い事でも知られているこの作品、広く知られている「オズの魔法使い」の話をベースに善と悪・友情などの視点を巧みにストーリーに盛り込み、誰が見ても素直に楽しめる分かりやすいミュージカルとなっている。

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音楽も耳になじみやすいメロディで、メンゼルの歌唱で評判となった、第1幕最後の "Defying Gravity" など、やはり素晴らしい!

 Wicked 4

素直に最後まで楽しめたミュージカルだったが、全体的にみると音楽は耳に心地よいものの、やや独自性に欠け、心に訴えかけてくる力がもう一つ欲しい感じもしました。

      Wicked 6

ウィキッド
原作: Winnie Holzman
音楽: Stephen Schwartz
Elphaba: Caroline Bowman
Glinda: Kara Lindsay
Fiyero: Matt Shingledecker
Nessarose: Kelli Barrett
Boq: Robin De Jesus
Doctor Dillamond: Timothy Britten Parker ほか
ガーシュウィン劇場

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