本日のスイーツ: 岡崎・和泉家のどら焼き

日本に一時帰国していた友人からのおみやげ。オカザえもんと名付けられた、岡崎で人気のどら焼きだそうです。日経新聞が昨年12月に特集した「お土産にいかが ゆるキャラスイーツ・ベスト10」で第5位に入ったそう。柔らかく上品なお味のどら焼きでした!

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和泉屋
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テーマ : スイーツ
ジャンル : グルメ

生誕200周年記念! ワーグナーの生涯をたどって: その3 〜 パリでの挫折

希望に胸を膨らませてパリ行きを決意したワーグナー夫妻だったが、パリへの渡航は困難を極めた。借金のかたにパスポートまで差し押さえられていたので、夜逃げ同然にリガを立った後は、変装してロシアプロイセンの国境を強行突破し、コペンハーゲンから船で密航してロンドンに渡ったワーグナー夫妻

途中、馬車の事故で妻ミンナが流産したり、船で密航中に嵐に遭遇し、九死に一生を得るなど、まさに命がけの旅だったようだが、とにもかくにも、1839年9月に無事パリに到着する。

2か月がかりの決死行だったが、パリに到着する前に滞在したノルマンディー地方の町ブーローニュ・シュル・メールで、たまたま当地に滞在していた、当時パリを席巻していたドイツ人作曲家ジャコモ・マイアベーア(と知り合い、パリオペラ座支配人への推薦状を書いてもらうなど、パリでの生活に希望を持たせる出来事もあった。

 Paris 1839
 当時のパリの街並み

当時パリに住んでいた妹ツェツィーリエ夫妻のはからいで、市内の小さなアパートに落ち着いたワーグナー、早速マイアベーアに書いてもらった推薦状を携えてオペラ座の支配人デュポンシェルのもとに出向いたりして、自作の上演に向けて様々な運動を試みるが、何の結果も出ないまま悶々とした日々を過ごす事になる。

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      マイアベーア

ちょっとした作曲や編曲の仕事をしながら食いつなぐしかなかったこの時期、ワーグナーはあらゆる友人・親族に借金を申し込んでいたようで、それが原因で多くの友人をこの時期に失う事になった。そうした失意の中、生活費を稼ぐために執筆した小説「ベートーヴェン巡礼」「パリでの終焉」などが好評を博し、ワーグナーは音楽面よりもまずは文学面で名が知られるようになった。

 Wagner circa 1840
 当時のワーグナー

音楽の方は相変わらず何の成果も得られない日々が続いていたが、それでも1840年11月には念願の「リエンツィ」が感性し、並行して「さまよえるオランダ人」の作曲にも取り掛かり、こちらは翌年11月に完成させる。また、当時売り出し中だった新進作曲家ベルリオーズ劇的交響曲「ロメオとジュリエット」に刺激を受け「ファウスト交響曲」の作曲に取りかかったりしたが、こちらは途中で作曲を放棄している。

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 ベルリオーズ

当時ヨーロッパの文化の中心地であったパリにはこの他、作曲家ではリストショパン、詩人のハイネなど、キラ星のごとく才能が集まっており、ワーグナーはそうした人々と知己を得る事で大きな刺激を受けたが、唯一ショパンには会う事はかなわなかったようだ。

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 ショパン

そうこうしているうちに、ドレスデンで建設されていた新しい歌劇場が完成間近との報に接したワーグナーは、またもやマイアベーアに推薦状を書いてもらい、自作の「リエンツィ」のスコアを送付する。すると、今回は推薦状が効力を発揮したのか、劇場より採用の通知が送られてきた。パリでの生活に幻滅していた彼は、パリを離れドレスデンに向かう事を決意する。1842年4月、パリを発ったワーグナー一家は、途中アイゼナハヴァルトブルク城に立ち寄ったりしながらドレスデンに向かった。このヴァルトブルク城は中世に歌合戦が開催されていた事で有名な城で、ここに立ち寄った印象が、後に「タンホイザー」の作曲に結びつく事となる。

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 ヴァルトブルク城

歌劇「タンホイザー」
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ワーグナー: 歌劇「タンホイザー」
タンホイザー: プラシド・ドミンゴ (T)
ヘルマン: マッティ・サルミネン (Bs)
エリザベート: シェリル・ステューダー (S)
ヴォルフラム: アンドレアス・シュミット (Br)
ヴェーヌス: アグネス・ヴァルツァ (MS) ほか
ジュゼッペ・シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・オペラ合唱団
1988年録音


パリでの生活に挫折し、ドレスデンに向かう途中で立ち寄ったヴァルトブルク城でインスピレーションを得て作曲を開始し、1845年に完成させたオペラ。正式な題名の「タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦」でも分かる通り、ワーグナーは中世のタンホイザー伝説ヴァルトブルクの歌合戦の伝説を組み合わせて台本を作り上げている。

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 メトの舞台

ワーグナーは生涯を通じてこのオペラに手を入れ続け、現在では初演直後に修正を加えたオリジナルに近いドレスデン版と後にパリで上演された際に大幅に修正を加えたパリ版が知られているが、ワーグナーは最後までこの作品の完成度が気にかかっていたようで、死の直前には「私にはまだこの世に「タンホイザー」という借りがある」と述べているほど。

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 バイロイト音楽祭の舞台
この作品では、伝統的なオペラの様式に沿った中に、指導動機など、後のワーグナーを特徴づける技法の使用が見られ、興味深い。特にパリ版ワーグナーの円熟した技法による修正によって一段と色彩感豊かな音楽が展開される。

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 バイエルン国立歌劇場の舞台

パリ版を使用したシノーポリ盤は、この版の特徴を良く生かした華麗な演奏。ドミンゴステューダーなどの歌手の起用からも分かる通り、この曲のオペラティックな側面が生かされていて、聞き応えがある。ワグネリアンの人々から見れば異端とみなされるかもしれないが、私は結構好きです!
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

気に入った映画: オリバー! ~ 名匠キャロル・リードのミュージカル映画

「第三の男」(48年)の名匠キャロル・リード監督が、おなじみのチャールズ・ディケンズの名作「オリバー・ツイスト」のミュージカル劇を映画化した作品。主人公オリバー・ツイストを演じるのは、この後「小さな恋のメロディ」(71年)でブレイクする事になるマーク・レスター。1968年に公開され、翌年のアカデミー賞では11部門にノミネート、うち作品・監督両賞をはじめ6部門で受賞に輝いている。

      Oliver Poster

19世紀初頭のロンドン。孤児院に暮らす利発な少年オリバー・ツイスト(レスター)は、仲間たちと共に、虐待を受けていたが、ある日わずかな金で葬儀屋に売り飛ばされる。

 Oliver 1

葬儀屋でもひどい仕打ちを受けたオリバーは耐えきれずにそこも逃げ出し、スリの少年ドジャー(ジャック・ワイルド)と知り合い、彼らの仲間に入る事に。

 Oliver 2

オリバーはスリの親玉フェイギン(ロン・ムーディ)やその手下ビル・サイクス(オリヴァー・リード)ビルの情婦ナンシー(ジョニ・ウォリス)に、スリの手口を仕込まれるが、ふとした事で、裕福な紳士ブラウンロー(ジョセフ・オコナー)に拾われ、彼に引き取られる事になるが...

 Oliver 3

サスペンス映画で知られていたリードが始めて挑戦したミュージカル映画。批評家からはあまり評判が良くなく、耳に残る曲・メロディもないのだが、ディケンズの原作をベースにしたライオネル・バートのミュージカルを忠実に映画化した本作、舞台となるロンドンの当時の雰囲気を良く表現した舞台美術・映像は見応えがある。

 Oliver 4

また、孤児たち・ロンドンの街の人々による歌と踊りなど、スケールの大きな場面を巧みに配置し、最後まで見る者を引っ張っていく力はさすがリードといった感じで、私は結構楽しめました。アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたフェイギン役のロン・ムーディの怪演は見応え十分!  ⇒ 8/10点

 Oliver 5

オリバー!
Oliver! (1968年・イギリス)
監督: Carol Reed
キャスト: Mark Lester, Ron Moody, Oliver Reed, Harry Secombe, Shani Wallis, Jack Wild, Hugh Griffith, Sheila White, Peggy Mount ほか
上映時間: 146分


⇒ リードの傑作「第三の男」(49年)感想
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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

本日のスイーツ: 遂に Dominique Ansel Bakery のクローナッツ!

昨年からニューヨーク・スイーツ界」を席巻し、社会現象にまでなった Dominique Ansel Bakery のクローナッツ。今だに開店2時間前までに並ばないとゲット出来ない人気ぶりで、しばらく前から始めた週1回のネットでの予約受付も開始後わずか5分で売り切れになる過熱ぶり。

毎月変わるフレーバー、今月は Passion Fruit Caramelia でした。

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見た目はドーナッツでありながら、断面や食感はクロワッサンという不思議なスイーツですが、本家本元はさすがにそのバランスが絶妙で秀逸なスイーツ! 但し、開店数時間前に並んでまで買いたいかというと、クエスチョン・マークですが... 私はネットで運よく買えました。

Dominique Ansel Bakery
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テーマ : ニューヨーク
ジャンル : 海外情報

ニューヨークのレストラン: Rosemary's

2012年にウェスト・ヴィレッジにオープンしたイタリアンで、開店直後から気取りのないイタリア料理で人気店となっている。予約を取らないため、夜はいつもテーブルが空くのを待つお客さんで1時間待ちは必至という盛況ぶり。なかなか訪れる機会がなかった店だが、たまたまランチ時に近くに寄る機会があったので、偵察して見る事に。

 Rosemary 1

お昼時の早い時間だったため、店内にはあまりお客さんがいなかった。ピーク時には写真のような状況になるらしいが...

 Rosemary 2

天井が高く、開放感が高い店内は非常に居心地が良い感じ。今回は時間がなかったため、パスタだけ注文。昼も夜もアラカルトの店だが、ランチ時のパスタは13ドルから15ドルと、割合リーズナブルな値段。

【Chitarra alla Carbonara】

 Rosemary 3

手打ちパスタ独特の食感が嬉しい、非のうちどころの無いカルボナーラだが、量的にはややお上品な感じだろうか。

これだけだと物足りなかったので、デザートとしてティラミスを注文。

 Rosemary 4

こちらはボリュームたっぷり、素朴な味わいのティラミス。

良心的な値段設定で気取りのない美味しいイタリア料理が味わえるというのが人気の秘密と見たが、今回はどういうわけか、サービスが超スローな点が気になった。お客さんもまだそれほど入っていなかったのでエンジンがかかっていなかったのだろうか。繁忙時にはこれではとてももたないので、普段はそういう事はないのだろうが...

Rosemary's
18 Greenwich Avenue (@ 10th St.)
Tel. 212-647-1818
朝食: 8 - 11:30AM
ランチ: 11:30AM - 4:30PM
ブランチ: 10AM - 4PM (土・日)
ディナー: 5PM - 12AM
アラカルト
Zagat 評価: 21/22/19/$51 (料理/内装/サービス/予算)
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テーマ : ニューヨーク
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