ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 演奏会

毎年のようにニューヨークに来演するオランダの名門、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、今年はセミヨン・ビシュコフを指揮者に迎えてカーネギー・ホールに登場!

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私がパリに住んでいた頃、パリ管弦楽団の音楽監督を務めていたビシュコフ、それこそ何度も演奏会で聴いたなじみの指揮者。パリ管の後は、あまりスポットライトを浴びていない印象があるが、個人的には実力のある素晴らしい指揮者だと思っている。

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さて、今回のコンセルトヘボウ管との共演で彼が選んだのは、マーラーの交響曲第5番。出だしから、往年のバーンスタインを思わせるような、振幅が大きく濃厚な味付けの演奏で、最近はやりの、スリムで整理の行き届いた演奏とは一線を画す感じ。やはりマーラーはこう演奏してくれなくては! と思わされる。

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ビシュコフの美点は、そういう中でも、見事にバランス感覚が保たれている事で、決してやり過ぎるという事がない。バーンスタインマーラー演奏のような、異常な緊張感といったものは感じられないが、滅多に聴けないほどの正統派の名演で、観客も大喝采だった!

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マーラーに先立って演奏されたのは、ドイツの作曲家 Detlev Glanert (1960-) Theatrum Bestiarum という、大規模な編成で、音響の塊といった感じの交響詩のような作品。少し、マーラーに通じるところも感じられる点でプログラムの前半に置いたのだろうか。

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それにしても、マーラーは滅多に聴けないほどの名演だった!

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ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 演奏会
指揮: Semyon Bychkov
Glanert: Theatrum Bestiarum, Songs and Dances for Large Orchestra (2005年、ニューヨーク初演 )
Mahler: Symphony No. 5
2016年11月30日、カーネギー・ホール


⇒ コンセルトヘボウ管の2013年公演感想

⇒ ビシュコフ&ニューヨーク・フィルの2016年2月公演感想
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新装なった Benoit を訪問!

フレンチの帝王、アラン・デュカスが現在ニューヨークで唯一持っている店、Benoit。夏に改装を行い、シェフも交代したようなので、久しぶりに訪ねてみた。

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外観も店内も、白を基調としたものにイメージチェンジし、より明るく、南仏風に開放的になった感。

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オープン当初は安定していなかった料理のクォリティーを高める事に大きな貢献をした3代目シェフ、Philippe Bertineau も店を離れ、新たにエグゼクティブ・シェフとなったのが、デュカスが2013年に経営権を取得したパリの老舗ビストロ、アラールのシェフを務めていた弱冠33歳の女性シェフ、Laetitia Rouabah。デュカス・グループの中でも注目されている新進気鋭の若手シェフらしいので、期待度大。

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さて、食事の方はまずこの店のスペシャリテからスタート。

【Tarte Flambee】

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アルザス地方の名物、タルト・フランベ。フランス版ピッツァと言ったらいいだろうか。食事のスタートには最適!

【Charcuterie & Pâtés Selection】

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生ハムやサラミ、パテ類の盛り合わせ。パテがあるのがイタリア料理とは違うところ。 ちょっと小ぶりなフランス版ピクルス、コルニッションが添えられているのも嬉しい!

みんなで前菜をつまんだところでメイン。

【Sweet Spiced Rohan Duck Breast; Red Beetroots, Dolce Forte】

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【Hanger Steak; Bordelaise Sauce】

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前シェフの Bertineau が得意にしていたカッスーレがメニューから消えていたのが残念だが、今回メインで選択した肉料理はいずれも火入れが的確でそれぞれの肉の旨みを十分に堪能できる。新シェフになってメニューはまだ大きく手を加えていないようだが、料理がメインの素材によりフォーカスされている感じがするのが、新しいシェフの個性だろうか。

デザートも定番の二つをシェア:

【Benoit Profiteroles】

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シューパフをチョコレートソースにディップして食べるスタイルのこの店のプロフィットロールはシェアするのには最適なデザート!

【Tarte Tatin】

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相変わらず絶品のタルト・タタン

新しいシェフの個性をメニュー・料理に反映させていくのは、これからの話だと思うが、今後料理がどのように変わっていくのか楽しみ!

Benoit
60 West 55th Street (Btw 5 & 6th Av.)
Tel. 646-943-7373
ランチ: 11:45AM - 3PM; 2コース・ランチ 32ドル、3コース 38ドル
ディナー: 5:30 - 11PM
Zagat 評価: 4.2/4.2/4.2 (料理/内装/サービス)


⇒ 前回訪問記
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北米興行成績 (2016年11月28日)

感謝祭の祝日だった先週末は、前週トップのJ・K・ローリング原作本の待望の映画化作品に、ディズニーの最新アニメが挑戦したが:

① Moana (初登場)
② Fantastic Beasts and Where to Find Them (第2週、前週1位)
③ Doctor Strange (第4週、前週2位)
④ Allied (初登場)
⑤ Arrival (第3週、前週4位)
⑥ Trolls (第4週、前週3位)
⑦ Almost Christmas (第3週、前週5位)
⑧ Bad Santa 2 (初登場)
⑨ Hacksaw Ridge (第3週、前週6位)
⑩ The Edge of Seventeen (第2週、前週7位)


興行収入55百万ドルで前週トップの "Fantastic Beasts and Where to Find Them" に代わってトップに立ったのが、ポリネシアを舞台にしたディズニーの最新アニメ、"Moana"。水曜日からのいわゆる感謝祭連休期間5日間の興行収入81百万ドルは、毎年この時期に公開されるディズニーの歴代アニメ映画の中では、あの「アナと雪の女王」(13年)の94百万ドルに次ぐ2位の成績だった。批評家からの評価も高く、観た人の平均評価も A

      Moana Poster

アンジェリーナ・ジョリーとの離婚の原因とも一時噂された、ブラッド・ピットマリオン・コティヤールが共演したロバート・ゼメキス監督の最新ロマンティック・スリラー、"Allied" は興行収入13百万ドルで4位発進。批評家からの評価はそこそこで、観た人の平均評価は B だった。

      Allied Poster

興行収入6.1百万ドルと期待外れの成績で8位に入ったのが、ビリー・ボブ・ソーントン主演で2003年にヒットしたコメディ映画「バッドサンタ」の久しぶりの続編、"Bad Santa 2"。主演は前作同様ソーントンなのだが、前作公開から時間が経ち過ぎてしまったからだろうか。批評家からの評価も芳しくなく、見た人の平均評価も C+

      Bad Santa 2 Poster

ウォーレン・ベイティ久々の主演作となったロマンチック・コメディ "Rules Don't Apply" は、興行収入 1.6百万ドルで、トップ10にも入れず惨敗。これは全米規模で公開された作品としては、今年最低の成績だった… 見た人の平均評価は B- だった。

      Rules Dont Apply Poster

限定公開作では、「スラムドッグ$ミリオネア」(08年)デーヴ・パテール主演で、ニコール・キッドマンルーニー・マーラが共演した感動作 "Lion" が4館、ジェシカ・チャステイン主演のスリラー映画、"Miss Sloane" が3館で公開され、いずれも評判が良いようだ。

      Lion Poster
      Miss Sloane Poster
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Made Fresh Daily 〜 サウスストリート・シーポートで見つけたオーガニック・カフェ

サウスストリート・シーポート界隈を散策中に目に付いたオーガニック・カフェ。

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店が入っている建物はなんと1793年に建てられたそうで、かっては Knickerbocker というアイスクリーム会社があった建物だそう。

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店内はシンプルな感じだが、居心地の良い空間。雑誌や新聞が置かれていて、好きなだけここにいて欲しいという、店側のホスピタリティーが感じられる。

週末のブランチ・メニューは、パンケーキやフレンチ・トーストなどから、サンドイッチ等まで、軽食中心のメニュー。

【Rustic Chicken Soup with Roasted Cauliflower and Orzo】

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スープは具だくさんで、体が温まる、寒い日には嬉しい一品。

【BLT Egg Sandwich with Chipotle Bacon & Roasted Gape Tomatoes Topped with Arugula & Arugula "Mayo" on Balthazar Croissant】

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こちらも具沢山なサンドイッチだが、味のバランスが良い!

コーヒーはカウンターでカップをもらって、自分で入れるようになっている。コーヒー豆は、ニューヨークの老舗 Porto Rico から仕入れているようだ。

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家の近くにあったら、通いそうな心地よい店でした!

Made Fresh Daily
226 Front Street (Btw Beekman St & Peck Slip)
Tel. 212-285-2253
営業時間: 8AM - 4PM
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豪華映画館でプチ贅沢

感謝祭連休の最後の日曜日、最近ダウンタウンフルトン・マーケットにオープンした豪華映画館、iPic Theater へ行ってみた。

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まずは受付にて、事前に予約していた席のコンファメーションを提示。

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2階に上がると、売店エリア。

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高級感のある館内。

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そして、劇場内。

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座席は全て革張りのリクライニング・シート。

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1列目にはカップル・シートがあるが、画面にかなり近いので、少し疲れるかも知れない。

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3列目以降は2席ごとに区切られていて、プライベート感が強い。飲み物・食べ物はウェイターが注文を取りに来てくれる。メニューはお酒からカクテル、サンドウィッチにピッツァなど、結構本格的。

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我々は映画が開始してから注文をしたため、暗くて写真は撮らなかったが、イメージ的にはこのような感じ。映画の途中で、注文を取りに来てくれたり、料理や飲み物を運んでくれたりするのだが、それほど映画鑑賞の妨げになる感じはなかった:

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ポップコーンは無料で配ってくれるし、コーヒー(有料)はポット・サービス。座席はさすがに座り心地抜群で優雅に映画に浸る事が出来る! 但し、注文したピッツァは今ひとつの感じだった(冷凍かも知れない)。

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最上階にはレストランも

今回見た映画は、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」。映画の感想は別途上げますが、映画も面白かったし、家族全員が満足! 料金は一人30ドルで結構高いのだが、たまのプチ贅沢としては試してみる価値はあると感じました!

iPic Theaters
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