LION/ライオン 〜25年目のただいま〜  実話をベースにした感動作

幼い頃インドで家族と別れ別れになり、オーストラリア人の夫婦に引き取られてオーストラリアで育った、Saroo Brierly の自伝 "A Long Way Home" をベースにした感動作。2016年のトロント国際映画祭でプレミエ上映された後、全米では11月に限定公開されている。今年のアカデミー賞では作品賞・助演男優(デーヴ・パテル)・助演女優(ニコール・キッドマン)など6部門でノミネートされたが、受賞はならなかった。

      Lion Poster

インド中部マディヤ・プラデーシュ州にあるカンダワーのスラム街で家族で暮らしていた5歳のサルー(サニー・パワール)は、ある日兄のグッドゥ(アビシェク・バラーテ)と線路脇で遊んでいるうちに、停車していた電車の中に入り込んでそのまま眠ってしまい、遠く離れたカルカッタまで運ばれて迷子になってしまう。

 Lion 1

そのまま孤児施設に入れられたサルーは、程なくしてオーストラリア人の夫婦、ジョン(デビッド・ウェナム)スー(キッドマン)に引き取られる事になり、オーストラリアに渡ることに。

 Lion 2

それから20余年が経ち、立派な青年に成長したサルー(パテル)だが、恋人のルーシー(ルーニー・マーラ)の心配をよそに、 時折浮かぶ故郷の残像に苦しめられ、心にぽっかりと穴が開いたような気分を抱いたままの日々を送るようになっていた。

 Lion 3

ついに彼は、グーグル・アースを活用して、幼少時のわずかな記憶を頼りに、自分の故郷を探し出す事を決意するのだが…

 Lion 4

頼れるものは幼い頃の記憶とグーグル・アースのみという、到底不可能と思われる手段でついに故郷を探し当てた青年の実話の映画化。恵まれた生活を送りながらも、恋人や養父母の心配をよそに、仕事も辞めて自分の殻に閉じこもってしまうシーンが結構長いので、観ているこちらも少し鬱になってしまいそうになるが、最後に息子の帰りを信じて、ずっと同じ場所に住み続けた実母と再会する場面は、やはり爽やかな感動が残る。

 Lion 5

映画としては割合単純なストーリー進行のように思えるが、アカデミー賞でもノミネートされた事でも分かるように、パテルキッドマンをはじめとする役者さんの演技が光っていて、この映画があからさまなお涙頂戴ものに陥るのを防いでいると思う。それにしても、このような実話があったなんて!  ⇒ 7/10点

 Lion 6

LION/ライオン 〜25年目のただいま〜
Lion (2016年・オーストラリア)
監督: Garth Davis
キャスト: Dev Patel, Nicole Kidman, Rooney Mara, David Wenham, Nawazuddin Siddiqui, Abbishek Bharate, Sunny Pawar, Divian Ladwa, Priyanka Bose, Deepti Naval, Tannishtha Chatterjee, Benjamin Rigby, Riddhi Sen, Kaushik Sen, Rita Boy, Pallavi Sharda, Sachin Joab, Arka Das, Emille Cocquerel ほか
上映時間: 119分


⇒ パテル出演作「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章」(15年)感想

⇒ キッドマン出演作「レイルウェイ 運命の旅路」(13年)感想

⇒ マーラ出演作「キャロル」(15年)感想太鼓判!!
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