オペラ: アイーダ @ メトロポリタン・オペラ

メトを代表する演目であるヴェルディのアイーダ、今シーズンは複数キャストでの上演で、タイトル・ロールのアイーダ役はウクライナの新星 リュドミラ・モナスティルスカに中国出身のフイ・ヘ。彼女の恋敵のアムネリスには、オルガ・ボロディナにベテランのドローラ・ザージックという配役。ラダメス役はロベルト・アラーニャが通して出演している。

 Met Dec 2012
      Met Dec 2012 2 

      Aida 1

昨年ロイヤル・オペラアイーダで代役としてアイーダ役を歌ってセンセーションを巻き起こしたモナスティルスカメトは今回がデビューだが、期待通り、スケールの大きさと声の美しさを兼ね備えた素晴らしい歌唱を聴かせてくれた。 今後も是非メトに出演して欲しい逸材!

 Aida 2

一方のは、既にこの役で2010年にメト・デビューを飾っているが、前回より安定感を増した歌唱で、進境の程が伺われた。

 Aida 3
 Aida 6

対するラダメス役のアラーニャ、一時の不調からも完全に立ち直って、最近ではどの役もトップ・レベルの歌唱を聴かせてくれている。この役は数年前のスカラ座の公演で不調から降板騒ぎを起こしたいわくつきの役で、今回は雪辱を期しての登場だったが、やはり本来はリリカルな声質であるためか、ヘビー級のこの役では持ち前のカンタービレの美しさも生きず、やや力不足の感があった。好きなテナーの一人であるだけに、ちょっと残念...

 Aida 4
 Aida 7

アムネリス役の二人、ボロディナザージックはいずれも堂々たる歌唱。特にザージックは今だに高音の美しさは健在で、感情表現の細やかさも加わった円熟の歌唱であった!

 Borodina.jpg
 Zajick.jpg

アモナズロ役のガグニーゼは貫禄たっぷりの歌唱。

 Aida 5
 Met 9

指揮は音楽監督レヴァイン療養中を預かる主席指揮者のファビオ・ルイージ。2回聴いたうちの1回目はこの人には珍しく、アンサンブルの乱れが見られ、彼が目指す音楽にオケが付いていけてない感じだったが、2回目は打って変わる変身ぶりで、ルイージの細かい表情付けに完璧に付いて行っていて、驚くべき名演だった。これだからライヴは面白い!

 Luisi_20130221124439.jpg
 Aida 8
 Aida 10

Aida (1871年、カイロ・オペラハウスにて初演)
演出: Sonja Frisell
指揮: Fabio Luisi
Aida: Liudmyla Monastyrska (12日)、Hui He (28日)
Radames: Roberto Alagna
Amneris: Olaga Borodina (12日)、Dolora Zajick (28日)
Amonasro: George Gagnidze
Ramfis: Stefan Kocan
The King: Miklos Sebestyen ほか
2012年12月12、28日、メトロポリタン歌劇場


⇒ 2011~12年シーズンのアイーダ

⇒ 2009~10年シーズンのアイーダ
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