コンサート: ベルリン・フィル演奏会

カーネギー・ホールの今シーズンのオープニングを飾ったのは、サイモン・ラトル率いるベルリン・フィル

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ムターを独奏者に迎えてのオープニング・ガラ・コンサートの他、シューマンの交響曲全曲を2夜にわたって演奏したが、私が行ったのは、そのシューマンの2夜目のプログラム。

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この日は、オーストリア出身で現在アメリカ在住の作曲家ゲオルク・ハース交響詩 "dark dreams" (米国初演) をはさみ、交響曲第4番に第3番というプログラムだった。

シューマン最後の交響曲となった第4番、ラトルが選んだのはあまり演奏される事の無い1841年初演版。現在では、交響曲第3番を完成させた後にシューマン自身が行った改訂版が一般的に演奏されているが、この初演版を選ぶ所がラトルらしい。全曲が切れ目なく続く改訂版に対して、初演版は4楽章が独立していて、長さもやや短く、違う曲にように聴こえる部分もそれなりにあるこの版。初めて聴いた私にはかなり新鮮な印象を受ける。ラトルのヴィヴィッドな演奏もその印象を強める方向に作用している。

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ハースの新作は、演奏時間20分ちょっとだろうか、怪獣映画のテーマ音楽のような分厚く、暗い響きが連続する曲だったが、ちょっととりとめがない感じ。終了後、アメリカでは珍しく拍手に交じってブーイングも。

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最後に演奏された交響曲第3番も、第4番と同じく、ヴィヴィッドな演奏で、爽快感さえ覚えるすっきりとした音楽運びは評価が分かれるところだろうが、ことオーケストラについては、合奏の精緻さ、管楽器の個々の奏者の技量の高さなど、異次元の素晴らしさだった。特に3番最終楽章エンディングのホルンの強奏は鳥肌が立つ程!

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長い間、外壁の修繕工事を行っていたカーネギー・ホールも工事がようやく終了したようで、本当に久しぶりにその堂々たる外観を見る事ができた。

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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会
指揮: Sir Simon Rattle
Schumann: Symphony No. 4 in D minor, Op. 120 (1841 original version)
Haas: dark dreams (2013, US Premiere)
Schumann: Symphony No. 3 in E-flat Major, Op. 97
2014年10月6日、カーネギー・ホール
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