コンサート: ニューヨーク・フィル定期演奏会

メトカーネギー・ホールに先んじて、9月16日に2014~15年シーズンの開幕を迎えたニューヨーク・フィル。今年はレジデンツ・アーティストとしてグルジア出身の女流ヴァイオリニスト、リサ・バティアシュヴィリを迎え、年間を通じて彼女をソリストとしてのコンサートが予定されているが、今回はその初回!

 NYPO 1

本日のプログラムは、2012~13年シーズンから同じくニューヨーク・フィルのレジデンツ・コンポーザーを務めているクリストファー・ラウズ "Thunderstruck" (世界初演)に、ハイドンの交響曲第103番、そしてメインにバティアシュヴィリの独奏でブラームスのヴァイオリン協奏曲というもの。指揮は音楽監督のアラン・ギルバート

1曲目のラウズの新作は、演奏時間10分ほどの曲で、ソフト・ロックへのオマージュという作曲家自身の言葉通り、メロディアスで聴きやすく、祝祭的な雰囲気も感じられ、コンサートの最初にふさわしい曲だった。

 NYPO 2
 観客の拍手に応えるラウズ

2曲目のハイドン「太鼓連打」の名前で親しまれている通り、この時代としては画期的だった、ティンパニのソロで始まるシンフォニーだが、こちらは正攻法でオーソドックスな演奏。しかし、ハイドン特有のユーモアや軽快さは感じられず、ちょっと面白みが足りないといった感じで、良くも悪くもギルバートらしい演奏。

 NYPO 3

後半は期待のブラームスバティアシュヴィリのヴァイオリンは細身の響きながら、持ち前の集中力が発揮された熱演で、何よりもフレージングの素晴らしさが印象的。この曲を弛緩なく弾き切ったのはさすがでした!彼女が選んだ作曲家ブゾーニの手になるカデンツァは、ティンパニの連打から始まるという、前半のハイドンと合わせた感じでちょっと粋なはからい!

 NYPO 4

第15,784回 ニューヨーク・フィルハーモニック定期演奏会
指揮: Alan Gilbert
Rouse: Thunderstruck (2013年、世界初演)
Haydn: Symphony No. 103 in E-flat Major, Hob.I: 103
Brahms: Violin Concerto in D Major, Op. 77
(ヴァイオリン独奏: Lisa Batiashvili)
2014年10月11日、エイヴリー・フィッシャー・ホール


 NYPO 5

⇒ バティアシュヴィリが2014年1月にニューヨーク・フィルに客演した際の感想
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