オペラ: ムツェンスク郡のマクベス夫人 @ メトロポリタン・オペラ

ショスタコーヴィチの代表作かつ、20世紀を代表するオペラの一つである「ムツェンスク郡のマクベス夫人」メトでは2000年以来、14年ぶりの上演となった。

 Met 1

今回の上演の指揮は現代ものに定評のあるジェームズ・コンロンで、主役のカテリーナを務めるのは、2011年のリングの新シリーズのワルキューレジークリンデ役でデビューしたオランダのソプラノ、エヴァ・マリア・ウェストブルック

      Met 2

ロイヤル・オペラをはじめ、ヨーロッパ各地の歌劇場で既にこの役を歌っているウェストブルック。今回も、閉塞感漂う農村での愛のない結婚生活から、若い男への愛を通じて逃げ出そうともがく人妻の感情を、気迫のこもった歌唱で説得力豊かに表現していた。

 Met 3

義父ボリス役のベテラン、アナトリー・コチェルガをはじめ、彼女の脇を固める歌手陣も手堅い歌唱ぶり。指揮のコンロンも丁寧なサポートぶりだが、若きショスタコーヴィチの才気あふれる音楽に必要なエッジの鋭さに欠けるのが残念。94年にプレミエ上演されたグラハム・ヴィックの演出は、時代背景を第2次大戦後に移し変えているが、その事はあまり気にならず、抵抗感なく、このオペラを楽しむ事が出来る。

 Met 4

Lady Macbeth of Mtsensk (1934年、レニングラード(現サンクトペテルブルク)・マールイ劇場にて初演)
演出: Graham Vick
指揮: James Conlon
Katerina Ismailova: Eva-Maria Westbroek
Boris Ismailova: Anatoli Kotscherga
Zinovy Ismailov: Raymond Very
Sergei: Brandon Jovanovich ほか
2014年11月13日、メトロポリタン歌劇場


⇒ メト昨シーズンのショスタコーヴィチ「鼻」感想

⇒ ウェストブルック出演の「フランチェスカ・ダ・リミニ」感想
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テーマ : オペラ
ジャンル : 音楽

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