映画: 自由を我等に

「巴里の屋根の下」(30年)「巴里祭」(32年)などの名匠ルネ・クレール監督の1931年の作品で、あのチャップリン「モダン・タイムス」(36年)のモデルと言われる作品。フランスでは1931年12月に公開され、1932年のヴェネツィア国際映画祭で作品賞に輝いている

      Liberte Poster

囚人のルイ(レイモンド・コルディ)エミール(アンリ・マルシャン)は、他の囚人たちと共に、刑務所の作業場で毎日単純労働を強制されていた。

 Liberte 1

そんな日常に嫌気がさしていた二人は、ある夜、「自由を我等に」という歌を小声で口ずさみながら、脱獄を図るが、監視に発見されてしまい、エミールは自分が捕まっている間にルイを逃がしてやる。

 Liberte 2

ルイは持ち前の要領の良さで、露店のレコード売りからとんとん拍子に出世して、大手蓄音器メーカーの社長となる。一方のエミールは、ようやく刑期を終えて釈放されるも、のんびりと原っぱに寝転がっていただけで、働かない事を理由に再び刑務所入り。絶望して首を吊ろうとしたところ、紐をかけた鉄格子が抜けて逃亡に成功してしまう。偶然にルイの会社の工場で働く事となったエミールは、ルイと再会するのだが...

 Liberte 3

ルネ・クレールの代表作の一つとされる作品で、確かにチャップリン「モダン・タイムズ」に先んじて、工業化社会の中で失われていく人間性をテーマにしたという意味では意義のある作品。

 Liberte 4

しかしながら、そのチャップリンの傑作と較べると、物語の展開のシャープさ、繰り出されるギャグの面白さ等で魅力が落ちる感じ。クレールの作品としては、1930年代のパリの雰囲気が匂い立つような「巴里の屋根の下」「巴里祭」(両作品とも10点満点!)の方が、個人的には好みです。  ⇒ 6/10点

自由を我等に
À Nous la Liberté (1931年・フランス)
監督: René Clair
キャスト: Henri Marchand, Raymond Cordy, Rolla France, Paul Ollivier, Jacques Shelly, André Michaud, Germaine Aussey, Léon Lorin, William Burke, Vincent Hyspa ほか
上映時間: 104分


⇒ チャップリンの「モダン・タイムス」感想
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