オペラ: セヴィリアの理髪師 @ メトロポリタン・オペラ

ロッシーニの代表作、「セヴィリアの理髪師」メトでも人気演目の一つだが、今シーズンはメトでも人気上昇中の二人の顔合わせとなった。

 Seville 1

その二人とは、ロジーナ役のイザベル・レナードに、アルマヴィーヴァ伯爵役のローレンス・ブラウンリー。二人とも、既にメトではこの役を歌ってきているが、今回はどれだけ進化した歌唱を聴かせてくれるか楽しみ!

      Seville 2

まずは、レナードロジーナ。以前よりニュアンス豊かになった歌唱、可憐な舞台姿ともに魅力十分だが、やはりメトの大きな空間を相手にするには、声量が足りない感じ。せっかくの細やかな歌いくちが観客席まで伝わりにくいのは残念!

 Seville 3
 Seville 4

一方のブラウンリー、昨シーズンのベッリーニ「清教徒」での素晴らしい歌唱で、フローレスカマレーナと共にベルカント・テナー御三家の一角として注目度を一段と上げた彼だが、本日はやや声の伸びに精彩を欠いた感じ。本調子ではなかったのだろうか? それでも、高声域での音程の確かさ声の滑らかさはさすがでした!

 Seville 5
Seville 6

フィガロ役はイギリスのバリトン、クリストファー・マルトマン。バリトンらしい、力強い声と軽快な演技で、なかなか素晴らしい出来。今後メトへの登場の機会が増えそうな予感!

 Seville 7

その他では、バジリオ役・バルトロ役をそれぞれ歌ったベテランのパータ・ブルチュラーゼマウリツィオ・ムラーロは手堅い歌唱と演技。指揮のミケーレ・マリオッティは、慎重な音楽運びだが、このオペラに必要な軽快さ・活力にはちょっと不足している感じであったのが残念。

 Seville 8

お馴染みのバートレット・シャーの舞台は、回り舞台をうまく生かした彼らしい演出で、オペラ・ブッファであるこのオペラの活力をうまく表現した舞台でした。

Il Barbiere di Siviglia (1816年、ローマ・アルジェンティーナ劇場にて初演)
演出:  Bartlett Sher
指揮:  Michele Mariottti
Figaro:  Christopher Maltman
Rosina:  Isabel Leonard
Almaviva:  Lawrence Brownlee
Dr. Bartolo: Maurizio Muraro
Don Basilio: Paata Burchuladze ほか
2014年12月6日、メトロポリタン歌劇場


⇒ 2011~12年シーズンのメト「セヴィリアの理髪師」感想

⇒ レナード出演のメト「フィガロの結婚」感想

⇒ ブラウンリー出演のメト「清教徒」感想
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ジャンル : 音楽

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