誰よりも狙われた男 ~ フィリップ・シーモア・ホフマン最後の主演作

2014年2月に急逝したフィリップ・シーモア・ホフマンの最後の主演作で、ジョン・ル・カレのスパイ小説の映画化作品。全米では2014年7月に限定公開され、361館のみのでの公開ながら公開週より2週連続で興行ランキングの10位に入っている。

      Most Wanted Man

ドイツの諜報機関でテロ対策チームの指揮を執るバッハマン(シーモア・ホフマン)は、ハンブルクでイスラム過激派との関係が疑われるイッサ(グリゴリー・ドブリギン)という若い密入国者をマークしている。

 Wanted 1

イッサを通じて、過激派の資金源となっている謎の人物にたどり着くため、あえて人権弁護士アナベル(レイチェル・マクアダムス)イッサを助けようとするのを黙認するバッハマン

 Wanted 2

イッサアナベルの監視を続ける中、銀行家ブルー(ウィレム・デフォー)にたどり着くバッハマンだったが、敵に迫る彼らに想定外の出来事が次々に降りかかってくる...

 Wanted 3

「ナイロビの蜂」(05年)「裏切りのサーカス」(11年)など、最近ル・カレのスパイ小説の映画化が相次いでいる中で登場した本作は、原作が2008年に発表されたもので、現在の世界情勢を反映しているものであるだけに、より現実感が強い題材を扱っている。

 Wanted 4

前述2作に比して、より抑制されたタッチでテロリストに迫る諜報機関の姿を描いている点でも、ストーリーの現実感を高める事に貢献していて、シーモア・ホフマンをはじめ、マクアダムス、デフォー、それにロビン・ライトら共演陣も同様に抑制された渋い演技で、様々な妨害に翻弄されながらも地道にテロリストを追いかけるバッハマン像を見事に演じている。

 Wanted 5

但し、全体的に淡々と渋くストーリーが展開していくので、映画としては若干の物足りなさを感じるかも知れない。  ⇒ 7/10点

 Wanted 6

誰よりも狙われた男
A Most Wanted Man (2013年・アメリカ)
監督: Anton Corbijn
キャスト: Philip Seymour Hoffman, Rachel McAdams, Willem Dafoe, Robin Wright, Grigoriy Dobrygin, Nina Hoss, Daniel Bruhl, Franz Hartwig, Homayoun Ershadi ほか
上映時間: 122分


⇒ 「裏切りのサーカス」(11年)感想

⇒ シーモア・ホフマン出演作「ハンガー・ゲーム2」(13年)感想

⇒ マクアダムス主演作「アバウト・タイム ~ 愛おしい時間について」(13年)感想

⇒ デフォー出演作「きっと、星のせいじゃない。」(14年)感想

⇒ ロビン・ライト主演作「声をかくす人」(11年)感想 ~ オススメ!
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

アルページュ

Author:アルページュ
FC2ブログへようこそ!

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード