突撃 ~ スタンリー・キューブリックによる反戦映画の傑作!

ハンフリー・コッブが1935年に発表した同名小説を、当時新進気鋭の映画監督だったスタンリー・キューブリックが映画化した作品。米国では1957年12月に公開され、興行的には大きな成功は収めなかったものの、優れた反戦映画として高い評価を得た。

      Glory Poster

第一次世界大戦中のフランス軍陣地。ドイツ軍との激戦が続く中、司令官のブルラール大将(アドルフ・マンジュー)は、ミロー大将(ジョージ・マクリーディー)の師団に、ドイツ軍が築いた堅牢な陣地への攻撃を命じる。

 Glory 1

指揮官のダックス大佐(カーク・ダグラス)は、疲労困憊で士気も低下している兵士たちを率いての作戦は無謀だとして反対するものの、上官には聞き入れられず、やむなく出撃するが、奮戦むなしく、ドイツ軍の激しい砲撃と機銃掃射にさらされ、前進が阻まれる中、ミローは無理やり部隊に突撃を指令するが、失敗に終わる。

 Glory 2

ダックス大佐の部隊は、突撃を忠実に行わなかったとして命令不服従の罪に問われ、ミローダックスに対し、見せしめのため、部隊の中から命令不服従の代表者3名を選んで軍法会議にかけるよう迫るのだった...

 Glory 3

第一次世界大戦を舞台に、部下の命を一顧だにせず無謀な命令を下し、自分の体面を保つためには、兵士を無実の罪で犠牲にするのもいとわない司令官たちと、それに果敢に立ち向かう将校の姿を通じて、軍隊という組織の非条理性・戦争のむなしさを描いた秀作。

 Glory 4

ドキュメンタリーのような切り詰めた表現・展開で、戦争の非条理性を浮かび上がらせるキューブリックの手腕はシャープで、ストイックな正義漢を演じるダグラスの演技も見事。傑作「西部戦線異状なし」(30年)に迫る反戦映画の傑作だと思う。  ⇒ 9/10点

 Glory 5

突撃
Paths of Glory (1957年・アメリカ)
監督: Stanley Kubrick
キャスト: Kirk Douglas, Ralph Meeker, Adolphe Menjou, George Macready, Wayne Morris, Richard Anderson, Joseph Turkel, Timothy Carey, Peter Capell ほか
上映時間: 86分
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