美声の饗宴となったランメルモールのルチア @ メトロポリタン・オペラ

ベルカント・オペラの中でも最もポピュラーな作品の一つである、ドニゼッティのランメルモールのルチアメトでは2010~11年シーズン以来、4シーズンぶりの上演。

 Lucia 1

最近のメトでの上演では、ネトレブコデッセイダムラウなど、大物ソプラノ歌手が歌ってきたタイトル・ロールを、ロシアの新進コロラトゥーラ・ソプラノ、アルビナ・シャギムラトヴァが務めるのが今回の注目!

      Lucia 2

そのシャギムラトヴァ、出だしこそ高声域が金属的に響いていたものの、2幕に入って調子が出てきたのか、破綻の無い美しいコロラトゥーラと迫力十分のスケールの大きさを兼ね備えた素晴らしい歌唱を聴かせてくれた。さすが大役に抜擢されただけの事はある!

 Lucia 3
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エドガルド役は、2011年公演でもこの役を歌ったジョセフ・カレヤだが、これがまた絶好調で、低声域から高声域までムラのない、凛とした美声で、この役の理想的な歌唱!

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エンリコ役のルカ・サルシの、イタリア人バリトンらしい朗々とした歌唱、ライモンド役のイギリスのベテラン・バス、アラステア・マイルズの手堅い歌唱も印象的で、オペラは改めて美声の饗宴である事を思い出させてくれる素晴らしさ!

 Lucia 7
 Lucia 8

指揮はメトではロッシーニものを中心に振ってきたマウリツィオ・ベニーニ。ともすれば平凡な音楽作りになりがちなのだが、この日は歌手の能力を最大限に引き出す事に徹したかのような手堅い指揮ぶり、その中からドニゼッティの音楽の流麗さが見事に浮き彫りにされていた。

 Lucia 9

前回2011年の公演も素晴らしかったのだが、今回も美声の饗宴に酔いしれるひとときでした!

 Lucia 10

Lucia di Lammermoor (1835年初演、ナポリ・サンカルロ劇場)
演出: Mary Zimmerman
指揮: Maurizio Benini
Lucia: Albina Shagimuratova
Edgardo: Joseph Calleja
Enrico: Luca Salsi
Raimondo: Alastair Miles
2015年3月28日、メトロポリタン歌劇場


⇒ 2011年公演感想

⇒ カレヤ出演のメト「マクベス」感想(2014年)
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ジャンル : 音楽

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