ブルジョワジーの秘かな愉しみ 〜 ブニュエルらしさ全開!

ブルジョワ階級の生態をシニカルに描いた、巨匠ルイス・ブニュエルの1972年の作品で、1973年のアカデミー賞では 2部門でノミネートされ、外国語映画賞に輝いている

      Charme Poster

中南米の新興国、ミランダ共和国パリ大使館の大使(フェルナンド・レイ)は、 テブノ夫妻(ポール・フランクールデルフィーヌ・セイリグやアル中の女性フロランス(ビュル・オジェ)らと連れ立って、セネシャル家の晩餐に出かけたが、セネシャル夫人(ステファーヌ・オードラン)は、 約束は明晩のはずと言って一行を追い返す。

 Charme 1

やむなく大使行きつけのレストランへ向かった一行だったが、そこではオーナーの通夜の真っ最中で、またしても食事にありつけない。その後も彼らが食事をしようとするたびに、アクシデントが起こり、何も食べられないことが続く...

 Charme 2

現実か夢なのか判然としないような、典型的なブニュエル・ワールドが展開される映画で、人間の最大の欲望の一つである食欲を満たそうとやっきになるブルジョワ階級の人々の生態を、皮肉たっぷりに描いている。

 Charme 3

出演者は、ブニュエル作品の常連であるレイを筆頭に、クロード・シャブロル監督の妻であったオードランジャック・リヴェット監督のミューズ的存在だったオジェアラン・レネ監督「去年マリエンバートで」で注目を浴びたセイリグなど、当時のヌーヴェル・ヴァーグの波の中で活躍していた俳優たちが勢揃い、ブルジョワたちの滑稽な生態を余裕たっぷりに演じている。

 Charme 4

ブニュエルらしく、ストーリーは起承転結がはっきりしている訳ではないので、この手の映画が好きではない人には、面白く感じられないだろうが、彼らしい映画である事は確か。ブニュエルの作風があまり肌に合わない私にとっては、面白いとは思うものの、点数は辛め...  ⇒ 6/10点

ブルジョワジーの秘かな愉しみ
Le Charme Discret de la Bourgeoisie (1972年・フランス)
監督: Luis Bunuel
キャスト: Fernando Rey, Jean-Pierre Cassel, Delphine Seyrig, Stephane Audran, Bulle Ogier, Paul Frankeur, Julien Bertheau, Claude Pieplu, Michel Piccoli, Muni ほか
上映時間: 102分


⇒ ブニュエル監督の「小間使いの日記」(63年) 感想
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