ネットワーク 〜 フェイ・ダナウェイが強烈な印象を残すブラック・コメディ

「マーティ」(55年)などでアカデミー賞に輝いている名脚本家パディ・チャイエフスキーのオリジナル脚本を基に、社会派シドニー・ルメット監督が、視聴率稼ぎに血道を上げるTV局の内幕を描いた異色のサスペンス。全米では1976年11月に公開され、翌年のアカデミー賞では、作品賞をはじめ10部門でノミネートされ、主演男優賞(ピーター・フィンチ)・主演女優賞(フェイ・ダナウェイ)・助演女優賞(ベアトリス・ストレイト)の3賞受賞に加え、チャイエフスキーも自身3度目の脚本賞を受賞している。なお、演技賞4部門中3部門で受賞した作品は、本作の他には「欲望という名の電車」(51年〜ヴィヴィアン・リー: 主演女優、カール・マルデン: 助演男優、キム・ハンター: 助演女優)のみ。

      Network Poster

大手テレビ・ネットワークUBSで、長年ニュース・キャスターを努めて来たハワード・ビール(フィンチ)は、視聴率低下を気に病んでノイローゼ気味になっていた。そしてついに、番組降板を言い渡された彼は、番組の本番中に公開での自殺予告をしてしまう。

 Network 1

驚いた事に、ビールの宣言を機に、再び番組の視聴率は上がっていき、野心家の女重役ダイアナ(ダナウェイ)は、彼をとことん利用して、さらに視聴率を稼ごうとするのだが...

 Network 2

華やかなテレビ局の裏側を描いた、いわゆる内幕もので、視聴率のために平気で常軌を逸した行動に走る人々の姿を皮肉たっぷりに描いた、サスペンスというよりは、ブラック・コメディ色が強い作品。

 Network 3

狂気に走るビール役のフィンチの演技も見ものだが、やはりフェイ・ダナウェイが、倫理観を完全に無くしてしまったテレビ・プロデューサーを演じて圧倒的な存在感。

 Network 4

脚本もさすがにうまいが、ちょっとまとまり過ぎな感も...  ⇒ 7/10点

 Network 5

ネットワーク
Network (1976年・アメリカ)
監督: Sidney Lumet
キャスト: Faye Dunaway, William Holden, Peter Finch, Robert Duvall, Wesley Addy, Ned Beatty, Darryl Hickman, Beatrice Straight, Marlene Warfield ほか
上映時間: 121分


⇒ ルメット監督の代表作の一つ「評決」(82年) 感想 〜 オススメ!

⇒ フィンチ出演作「尼僧物語」(59年)感想
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