小さいおうち 〜 小津テイストが感じられる山田洋次監督作品

第143回直木賞を受賞した中島京子の同名小説を、山田洋次監督が映画化したもの。日本では2014年1月に全国公開された後、2月のベルリン国際映画祭では、黒木華最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞している。

      House Poster

健史(妻夫木聡)は、 先日亡くなった大叔母のタキ(倍賞千恵子)が晩年に綴った自叙伝が書かれた大学ノートを発見する。そこには、若き日のタキ(黒木華)が、昭和11年に田舎から東京に奉公に出てきて、平井家でお手伝いさんとして働き始めた頃の事が書かれてあった。

 House 1

平井家には、主人である雅樹(片岡孝太郎)と、美しい妻・時子(松たか子)、それに亡くなった時子の前夫との息子・恭一(秋山聡・市川福太郎)が暮らしていた。

 House 2

平井家で穏やかな日々を過ごすタキだったが、ある日雅樹は会社の部下、板倉(吉岡秀隆)という青年を家に招いてから、その生活にさざ波が立ち始める。平井家板倉の交流が続く中、タキは、時子板倉がお互いに惹かれ合っているらしい事に気づく…

 House 3

戦前の東京を舞台に、一人の家政婦の目を通して見たある家族の穏やかな生活とそこに起きるさざ波を描いているが、山田洋次監督としては珍しく、小津安二郎のようなタッチで昭和初期の東京の生活をじっくりと描いている。

 House 4

ベルリン国際映画祭での受賞で一躍注目された黒木華、一見地味に見えるのだが、強い存在感を感じさせる女優さんで、見事にこの映画の中心となっている。これに、吉岡秀隆倍賞千恵子山田組の俳優さんたちがしっかりと脇を固めている。かっての「寅さん」シリーズは別として、最近の山田監督の作品にはマンネリ化が感じられ、馴染めないものが多かったのだが、この作品はなかなかの出来!  ⇒ 7/10点

 House 5

小さいおうち
(2014年・日本)
監督: 山田洋次
キャスト: 黒木華、松たか子、吉岡秀隆、片岡孝太郎、倍賞千恵子、妻夫木聡、橋爪功、吉行和子、室井滋、中嶋朋子、ラサール石井、あき竹城、笹野高史、松金よね子、秋山聡、市川福太郎、米倉斉加年、小林稔侍、夏川結衣、木村文乃 ほか
上映時間: 136分


⇒ 山田監督の前作「東京家族」(13年)感想

⇒ 黒木華 出演作「舟を編む」(13年)感想

⇒ 松たか子 出演作「大鹿村騒動記」(11年)感想

⇒ 吉岡秀隆 出演作「ALWAYS 三丁目の夕日 ’64」(11年)感想

⇒ 片岡孝太郎 出演作「終戦のエンペラー」(13年)感想
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