ハムレット 〜 名優ローレンス・オリヴィエ渾身の演技!

シェイクスピア俳優としても有名な、イギリスの名優ローレンス・オリヴィエが、「ヘンリィ五世」(44年)に引き続き、シェイクスピアの古典を映画化したもの。前作同様、制作・監督・主演の3役を兼ねているだけでなく、本作では脚本も担当している。その脚本が、原作をかなり自由に改変しているとして、賛否両論が巻き起こったが、1949年のアカデミー賞では、主要7部門でノミネートされ、見事作品・主演男優(オリヴィエ)をはじめ4部門で栄冠に輝いた

      Hamlet Poster

デンマーク王が急死し、王弟クローディアス(ベイジル・シドニー)が王妃ガートルード(アイリーン・ハーリー)と結婚し、王位に就く事になる。

 Hamlet 1

父王の急死と母のあまりにも早い再婚に、気も沈みがちな王子ハムレット(オリヴィエ)は、従臣から父の亡霊が夜な夜な城壁に現れる事を知らされる。

 Hamlet 2

父の亡霊から、クローディアスに毒殺された事を告げられたハムレットは、父の復習を果たすため、彼に想いを寄せる宰相ポローニアス(フェリックス・エイルマー)の娘オフィーリア(ジーン・シモンズ)の心配をよそに、狂気を装うのだったが…

 Hamlet 3

とにかく、若き青年のナイーヴさ、王子としての高貴さを余す事なく表現したオリヴィエ渾身の名演に圧倒される、格調の高い作品。賛否両論を呼んだ、オリヴィエによる原作のセリフの自由な改変(4時間近くかかる舞台を2時間半の映画にまとめているので、仕方がないとは思うのだが)も、シェイクスピア・ファンではない私にとっては、特に気になる事はなく、スペンサー・トレイシーと並んで、アカデミー主演男優賞に歴代最多の9度もノミネートされた名優の演技に抵抗なく浸る事が出来る。

 Hamlet 4

この作品の演技でヴェネツィア国際映画祭の主演女優賞を獲得したジーン・シモンズの初々しい演技も印象的。シェイクスピア作品の映画化というと、何となく取っつきにくい印象を受けてしまうが、そんな事は吹き飛ばし、演技というものはどういう事なのかを教えてくれるような映画でした。  ⇒ 9/10点

 Hamlet 5

ハムレット
Hamlet (1948年・イギリス)
監督: Laurence Olivier
キャスト: Laurence Olivier, Jean Simmons, Eileen Herbie, Basil Sydney, Felix Aylmer, Norman Woodland, Terence Morgan, Harcourt Williams, Patrick Troughton, Tony Tarver, Peter Cushing, Stanley Holloway, Russell Thorndyke, John Laurie, Esmond Knight, Anthony Quayle, Niall McGinnis ほか
上映時間: 155分

 
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