母と暮らせば 〜 どのような映画でも山田節健在

作家の井上ひさしが生前に構想していた、未完の「戦後命の三部作」山田洋次監督が引き継ぎ、井上ひさしが唯一完成させていた、広島を舞台にした「父と暮らせば」と対になる作品として、長崎を舞台にした作品。日本では2015年12月に全国公開され、日本アカデミー賞では、最優秀主演男優賞(二宮和也)と最優秀助演女優賞(黒木華)に輝いている。

      Mother Poster

1948年8月9日、原爆が投下されてから3年が経った長崎。助産婦をしている伸子(吉永小百合)の元に、原爆で亡くなったはずの一人息子、浩二(二宮)が突然現れる。

 Mother 1

既に死者となっている浩二伸子以外の人には見えないらしいのだが、その後も伸子のところに顔を出し、伸子浩二との会話を楽しみながら過ごす日々が続く。そんな浩二には将来を約束した恋人の町子(黒木)がいたのだが…

 Mother 2

長崎を舞台にしている事を除けば、まさに「父と暮らせば(こちらは、2004年に黒木和雄監督により宮沢りえ原田芳雄の共演により映画化されている。但しこちらは父親が亡霊役。)」と同じようなストーリーで、どうせならもうちょっと違ったストーリーにしても良かったのではないかという感じはする。

 Mother 3

山田洋次監督としては珍しいファンタジー映画だが、作風はこれまでの山田監督の作品と変わらず、場面場面で余韻が乏しいのが、やはりこう言った作品では馴染めない。

 Mother 4

主演の二宮和也と恋人役の黒木華は好演、吉永小百合もまずまずだが、最近はどの役を演じても同じに見えてしまうのが残念…そういう意味では山田監督と同じく、偉大なるマンネリという感じだろうか。

 Mother 5

他に黒木が教師をしている学校の同僚役で、浅野忠信が出演。本作も、残念ながら私には響かない作品だったが、84歳になっても様々なジャンルの作品に挑戦し続けている、衰えない創作意欲には脱帽です!  ⇒ 6/10点

 Mother 6

母と暮らせば
(2015年・日本)
監督: 山田洋次
キャスト: 吉永小百合、二宮和也、黒木華、加藤健一、浅野忠信、広岡由里子、本田望結、小林稔侍、橋爪功 ほか
上映時間: 130分


⇒ 山田洋次監督の前作・黒木華出演作「小さいおうち」(14年)感想

⇒ 吉永小百合 主演作「北のカナリアたち」(12年)感想
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