ロブスター 〜 近未来の社会を描いた個性的なSF映画

ギリシャの若手監督ヨルゴス・ランティモスの初の英語作品となるSF映画。2015年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞し、注目を浴びた後、米国では2016年5月に公開され、高い評価を得、116館のみ公開ながら、公開第3週には興行ランキングの11位にランクインした。

      Lobster Poster

家庭を持ち、子孫を残すことが義務付けられた近未来の社会。妻に捨てられてしまった男デイヴィッド(コリン・ファレル)は、ルールに従い、森のはずれにあるホテルへと送られる。そこでは45日以内に自分の配偶者となる人を見つけなければならず、見つけられなかった場合は動物に姿を変えられてしまうのだった。

 Lobster 1

デイヴィッド舌足らずの男(ジョン・C・ライリー)鼻血を出す女(ジェシカ・バーデン)脚の悪い男(ベン・ウィショー)ら他の参加者と共に配偶者となる人を見つけようとするがうまくいかず、薄情な女(アンゲリキ・パプリア)に惚れたふりをして、自分が選択した動物 -ロブスター- に変えられるのを逃れようとするが、女に演技を見破られ、独身者が潜む森へと逃げ込む。

 Lobster 2

ホテルの宿泊者たちの「独身者狩り」を逃れながら森で暮らすうちに、デイヴィッドは独身者の一人である近眼の女(レイチェル・ワイズ)と恋に落ちてしまうのだが、それはリーダーの女(レア・セドゥ)が決めた「恋愛禁止」の掟に背くことを意味していた…

 Lobster 3

子孫を残す事が出来ない人間は動物に変えられてしまうという、風変わりな設定の中で繰り広げられる、ブラックコメディ的要素を含んだSF映画。

 Lobster 4

ブラックコメディとはいっても、映画はいたって真面目に淡々と進められていくのだが、展開されるシーンがそれぞれ、ん? と思わせるような、筋が判然としない映像の連続で、そこからコメディ的要素を感じてくる、という不思議な感覚の映画。ちょっと狐に包まれたまま、最後まで見てしまい、ランティモス監督の術中にはまってしまったという感じ。  ⇒ 7/10点

 Lobster 5

ロブスター
The Lobster (2015年・ギリシャ/フランス/アイルランド/オランダ/イギリス)
監督: Yorgos Lanthimos
キャスト: Colin Farrell, Rachel Weisz, Jessica Barden, Olivia Colman, Ashley Jensen, Ariane Labed, Angeliki Papoulia, John C. Reilly, Léa Seydoux, Michael Smiley, Ben Whishaw, Roger Ashton-Griffiths, Ewen MacIntosh ほか
上映時間: 118分


⇒ ファレル主演の残念な作品「ニューヨーク 冬物語」(14年)感想

⇒ ワイズ出演作「オズ 戦いのはじまり」(13年)感想

⇒ セドゥ出演作「007 スペクター」(15年)感想

⇒ ライリー出演作、戦慄を覚える「少年は残酷な弓を射る」(11年)感想
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