ブルーに生まれついて 〜 イーサン・ホークがチェット・ベイカーを熱演!

ウェストコースト・ジャズを代表するトランペット奏者で、ヴォーカリストとしても知られるチェット・ベイカーを描いた音楽映画。ベイカーを演じるのはイーサン・ホーク。全米では2016年3月に限定公開され、高い評価を得た。日本では11月26日に全国公開予定。

      Born to be Blue Poster

1950年代に西海岸で発生したウェストコースト・ジャズの中心的奏者の一人として人気を博していたチェット・ベイカー(ホーク)だが、その後麻薬に溺れ、60年代にはキャリアは下り坂に入っていた。そんな66年のある日、彼の自伝映画に出演する事になった彼は、共演者の女優ジェーン(カルメン・イジョゴ)に心を惹かれる。

 Born to be Blue 1

ある晩、ジェーンとのデートの帰りに、麻薬絡みのトラブルで暴漢に襲われたチェットは重傷を負い、トランペット演奏に何よりも大事な前歯を折られてしまう。

 Born to be Blue 2

それでも音楽への情熱を捨てられないチェットは、入れ歯でもトランペットを吹けるように猛練習を開始し、ジェーンにも支えながら再起を図ろうとする…

 Born to be Blue 3

再起不能の重傷を負いながらも、その後復活を果たし、1988年にアムステルダムの宿泊先の窓から転落して亡くなるまで(事故・自殺・他殺色々な説がある)、息の長い活動を続けたチェット・ベイカーの姿を描いた映画。

 Born to be Blue 4

ベイカーの事は、名前は聞いた事があるぐらいの感じだったのだが、映画の中でイーサン・ホークが、「マイ・ファニー・バレンタイン」「ボーン・トゥ・ビ・ブルー」など、ボサノヴァにも影響を与えたというチェットの独特な歌い方を演じるシーンを見て、それらの歌は聞いたことがある事を思い出した!

 Born to be Blue 5

映画自体は、チェットジェーン(実在の人物ではなく、チェットがその生涯で関わった数々の女性を合わせたイメージで作り上げたらしい)の関係を軸にしたメロドラマ風な趣も強いのだが、それでも、この役を演じるために6か月間トランペトットの猛特訓をしたというホークの渾身の演技が素晴らしく、晩年まで麻薬禍に苦しめながらも音楽への情熱を失うことがなかったチェットの姿が見事に浮かび上がってくる!

 Born to be Blue 6

この映画を観て、チェット・ベイカーの演奏や歌を聴いてみたくなりました!  ⇒ 8/10点

 Born to be Blue 7

ブルーに生まれついて
Born to Be Blue (2015年・カナダ/イギリス)
監督: Robert Budreau
キャスト: Ethan Hawke, Carmen Ejogo, Callum Keith Rennie, Stephen McHattie, Janet-Laine Green, Tony Nappo, Kevin Hanchard, Dan Lett, Katie Boland, Nat Leone ほか
上映時間: 98分


⇒ ホーク出演作「6才のボクが、大人になるまで。」(14年)感想オススメ!

⇒ イジョゴ出演作「グローリー/明日への行進」(14年)感想

⇒ J.K. シモンズがアカデミー助演男優賞を獲得、ジャズをテーマにした「セッション」(14年)感想
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