杉原千畝 スギハラチウネ 〜 史実は感動的だが映画の方は?

第2次世界大戦中、リトアニア領事代理として日本政府の指示に従わず、多くのユダヤ人難民に日本への入国ビザを発給し、彼らの命を救った杉原千畝の波乱に満ちた半生を映画化したもの。日本では、2015年12月に全国公開され、公開週に興行ランキングの2位にランクインしている。

      Chiune Poster

1935年、満洲国外交部に諜報員として活動していた杉原千畝(唐沢寿明)は高い語学力と情報網を武器に、ソ連との北満鉄道譲渡交渉を穏便に成立させようと奔走していたところ、南川欽吾(塚本高史)関東軍の横やりに遭い、憤慨のあまり辞表を提出して日本に帰国する。

 Chiune 1

その後念願の在モスクワ日本大使館への赴任を命じられた杉原だったが、満州での出来事から彼を警戒するソ連に入国を拒否されてしまう。落胆して友人の菊池静男(板尾創路)とヤケ酒を飲んだ彼はその夜、菊池の家に泊まるが、そこで菊池の妹・幸子(小雪)と出会い、彼女と結婚する事になる。

 Chiune 2

その後ヘルシンキの日本大使館を経てリトアニア・カウナスの日本領事館へ領事代理として赴任した杉原は、同地で情報を収集し激動のヨーロッパ情勢を日本に発信し続けていたが、とうとう第2次世界大戦が勃発してしまう…

 Chiune 3

「日本のシンドラー」と呼ばれ、第2次世界大戦中に6,000人ものユダヤ人の命を救った杉原千畝の半生を描いた「サイドウェイズ」(09年)チェリン・グラック監督の作品で、どんな状況でも自分の信念を貫き通した杉原の足跡が丹念に綴られていく。

 Chiune 4

オスカー・シンドラーが助けた1,000人のユダヤ人を大きく上回る人を助けた杉原だが、映画自体は展開が間延びしていて、史実の割には、話が盛り上がらない印象。「サイドウェイズ」は面白い映画だっただけに、これは少し残念。「シンドラーのリスト」((93年)アカデミー賞の栄冠に輝いたスピルバーグが監督したらどうなっていただろうか。でも、実際の話は感動的なので、それなりに感動しました。  ⇒ 7/10点

 Chiune 5

杉原千畝 スギハラチウネ
(2015年・日本)
監督: チェリン・グラック
キャスト: 唐沢寿明、小雪、ボリス・スジック、アグニシュカ・グロコウスカ、ミハウ・ジュラフスキ、ツェザリ・ウカシェヴィチ、塚本高史、濱田岳、二階堂智、板尾創路、滝藤賢一、石橋凌、小日向文世、アンナ・グリチェヴィチ、ズビグニェフ・ザマホフスキ、アンジェイ・ブルメンフェルド、ヴェナンティ・ノスル、マチェイ・ザコシチェルニ ほか
上演時間: 139分


⇒ グラック監督の「サイドウェイズ」(09年)感想太鼓判!!

⇒ 小雪 出演の「ALWAYS 三丁目の夕日 ’64」(11年)感想
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