ニューヨーク・フィル定期演奏会 〜 ビシュコフ渾身のチャイコ!

最近、ニューヨーク・フィルへの客演頻度が高まってきたセミヨン・ビシュコフ、今シーズンはチャイコフスキー・フェスティヴァルと銘打って、3回の演奏会にわたってチャイコフスキーの交響曲を演奏!

 NYPO 1

シリーズ初日にあたる本日は滅多に演奏されないピアノ協奏曲第2番に、交響曲第5番というプログラム。

1880年に完成したピアノ協奏曲第2番は演奏時間40分の大作だが、ポピュラー名曲である第1番に比べ、圧倒的に演奏頻度が少ない。私も今回初めて聴いたのだが、チャイコフスキーらしさは十分感じさせる曲ながら、いかんせんメロディの魅力に乏しく、それが日陰者的存在になっている大きな理由かも知れない。今回の独奏はイェフム・ブロンフマンで、持ち前の技巧を生かした華麗でスケールの大きな演奏ながら、やはり曲の魅力のなさを完全に補うには至っていない。

 NYPO 2

それにしても、観客の熱狂的な拍手ぶりを見ると、彼の人気ぶりが伺える。休憩時間が終わった時に、観客席が空いたような感じだったのだが、ブロンフマンだけを観に来たお客さんが多かったのだろうか。

 NYPO 3

後半はあまりにもポピュラーな名曲、交響曲第5番。これが圧倒的な名演だった!

 NYPO 4

落ち着いたテンポで進められていく演奏だったが、メロディのセンスの良い歌わせ方、ここぞという時の比類のない迫力、それでいて、決してやり過ぎと感じさせない絶妙なバランス感覚と、私にとってはこの曲の理想的な演奏で、ビシュコフの実力の程を遺憾なく発揮。これには観客もブラボーの嵐でした!他にプログラムの冒頭に、グリンカの管弦楽作品、幻想的ワルツが演奏された。

NYPO 5

第16,187回 ニューヨーク・フィルハーモニック定期演奏会
指揮: Semyon Bychkov
Beloved Friend - Tchaikovsky and his World: A Philharmonic Festival
Glinka: Valse-Fantaisie
Tchaikovsky: Piano Concerto No. 2 in G Major, Op. 44
(ピアノ独奏: Yefim Bronfman)
Tchaikovsky: Symphony No. 5 in E minor, Op. 64
2017年1月26日、デイヴィッド・ゲフィン・ホール


⇒ ビシュコフ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管 演奏会感想
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