フィデリオ @ メトロポリタン・オペラ

いつの間にかシーズンも終盤に入ったメト。本日はベートーヴェン唯一のオペラ、「フィデリオ」

 Fidelio 01

2006年以来、およそ11年ぶりの上演となった今回、 レオノーレアドリアンヌ・ピエチョンカフロレスタンクラウス・フロリアン・フォークトなど、実力派を揃えたキャスト。演出は2000年にプレミエ上演が行われたユルゲン・フリムの舞台。

      Fidelio 02

傑作揃いのベートーヴェンの作品の中にあって、どちらかといえば地味な存在のこのオペラだが、音楽は紛れもないベートーヴェンのもので、有名な「囚人の歌」を始め、やはり聞き応え十分!

 Fidelio 03
 Fidelio 04

レオノーレを歌ったカナダ出身のソプラノ、ピエチョンカは、ベートーヴェンの理想の女性像とも言われるこの役を素晴らしく情感豊かに歌い、印象的。

 Fidelio 05
 Fidelio 06

ドイツ出身のテナー、フォークトフロレスタン、ドイツ物を得意としているだけに、こちらも優れた歌唱。特に2幕最初の見せ場は、感情がこもった切々とした歌いぶりで素晴らしかった!

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 Fidelio 08

この二人を支える歌手たち、ロッコ役のファルク・シュトルックマンドン・ピツァロ役のグリア・グリムスリーマルツェリーネ役のハンナ・エリザベス・ミューラー(デビュー!)らも、堅実な歌唱で舞台を盛り上げていた。

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フランクフルト歌劇場の音楽監督を務めるセバスチャン・ヴァイグレの指揮は、やや音楽への踏み込みが浅い感じで、そつなく纏めているとは思うが、どこか物足りなかった。

 Fidelio 12

初演時から評価の高かったフリムの演出は、モダンでありながら音楽にぴったりと寄り添った感じのもので、未だに色褪せた感じがしない。相対的にメトらしい隙のない舞台で、ベートーヴェン唯一のオペラを存分に堪能する事が出来ました!

 Fidelio 13

Fidelio (1805年、ウィーン・アン・デア・ウィーン劇場にて初演)
演出: Jurgen Flimm
指揮: Sebastian Weigle
Leonore: Adrianne Pieczonka
Florestan: Klaus Florian Vogt
Rocco: Falk Struckmann
Don Pizarro: Greer Grimsley
Marzelline: Hanna-Elizabeth Muller (デビュー!) ほか
2017年3月16日、メトロポリタン歌劇場


⇒ ピエチョンカ出演のメト「エレクトラ」感想

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ジャンル : 音楽

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