さまよえるオランダ人 @ メトロポリタン・オペラ 〜 ネゼ=セギャン登場!

昨年6月に、これまで40年間音楽監督の座にあったジェームズ・レヴァインの後継として、2020−21年シーズンからメトの音楽監督に就任する事が発表された、カナダの俊英ヤニック・ネゼ=セギャンワーグナーのさまよえるオランダ人の公演で、就任発表後、メト初登場!

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2009-10年シーズン以来の上演となった今回の公演、演出は1989年以来のアウグスト・エファーディングのもので、タイトル・ロールには、ドイツ物を歌わせたら第一人者との評価が固まりつつあるミヒャエル・ヴォッレが満を持しての登場!

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まずはネゼ=セギャンの指揮。これがとにかく素晴らしかった! これまでこのオペラで、これだけ雄弁に、ニュアンス豊かにオーケストラが鳴り響いたのは聴いた事がなく、メトで聴いた彼の演奏の中で、疑いなく最上の演奏で、本当に感動した!

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オランダ人ヴォッレは、朗々たる声を生かした堂々の歌唱は素晴らしかったのだが、割合明るい声質なので、ダークなオランダ人とはちょっとキャラクターの違いを感じるところもあった。

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ゼンタ役は、アメリカの若手ソプラノ、アンバー・ワグナーだったが、こちらは豊かな声量と美しい声で、期待を上回る歌唱。メトへの出演は2011年以来との事だが、もっと出演して欲しい歌手!

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この他では、強靭な声でダーラント役を歌ったフランツ=ヨーゼフ・セリグとリリカルなテナーのベン・ブリスによるエリックが印象的だった。

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今は亡きドイツの名演出家エファーディングの舞台も、時代設定を新しくはしているものの、オペラに沿ったオーソドックスな舞台。それにしてもネゼ=セギャンの指揮には感嘆した。フィラデルフィア管の音楽監督職をはじめ、世界各地で引っ張りだこな彼、来シーズンもパルジファルだけの出演だが、今から音楽監督着任が待ち遠しい!

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Der Fliegende Hollander (1843年、ドレスデン・宮廷劇場にて初演)
演出: August Everding
指揮: Yannick Nezet-Seguin
The Dutchman: Michael Volle
Daland: Franz-Joseph Selig
Senta: Amber Wagner
Erik: Ben Bliss
2017年5月4日、メトロポリタン歌劇場


⇒ 2009-10年シーズンの公演感想

⇒ ネゼ=セギャン指揮のメト「オテロ」感想

⇒ ヴォッレ出演のメト「ニュルンベルクのマイスタージンガー」感想
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