ニューヨーク・フィル定期演奏会 〜 アラン・ギルバートの有終の美を飾るワーグナー!

シーズンも終わりに近づいたニューヨーク・フィルの定期演奏会、この日は今シーズン限りで 年間務めた音楽監督の座を退任するアラン・ギルバートの指揮で、ワーグナーのラインの黄金のコンサート形式上演

 NYPO 01

コンサート形式とは言っても、衣装はつけて、最低限の演出を施した上での上演。ヴォータンには、メトの新しいリング・シリーズアルベリヒ役を演じて好評だったエリック・オーウェンズフリッカ役にはジェイミー・バートンら、実力派を揃えた布陣。

そのオーウェンズヴォータンは、知的なヴォータンといった印象で、力強さも十分に感じられ、期待に違わぬ歌唱。

 NYPO 02

バートンを始めとするそのほかの歌手陣もそれぞれ手堅い歌唱を聴かせてくれて、全体として歌唱面では満足のいく上演と成っていた。

 NYPO 03
 フリッカ役のバートン
 NYPO 04
 ラインの乙女役のタマラ・マムフォード、ジェニファー・ジョンソン=カノー、ジェニファー・ツェトラン
 NYPO 05
 アルベリヒ役のクリストファー・パーヴェスミーメ役のピーター・ブロンダー
 NYPO 07
 ローゲ役のラッセル・トーマス
 NYPO 09
 モーリス・ロビンソン(ファゾルト)、ステファン・ミリング(ファフナー)
 NYPO 06
 エルダ役のケリー・オコナー
 NYPO 08
 ブライアン・ジャグデ(フロー)、レイチェル・ウィリス=ソレンセン(フライア)、クリスティアン・ヴァン・ホーン(ドナー)

2009年〜10年シーズンから8年間にわたってニューヨーク・フィルを率いてきたギルバート。今回の演奏会は最後から二つ目にあたるものだったが、持ち前の明晰でダイナミックな音楽作りで、オケがピットではなく舞台上で演奏している事もあり、迫力に満ち溢れた演奏を聴かせてくれた。

 NYPO 10

その反面、ダイナミクスの幅は意外に狭く、常にメゾ・フォルテからフォルテッシモの間で音楽が鳴らされている感じで、長時間聴いていると、少し単調に聞こえて、聴き疲れする感じも。これは、これまでの彼の演奏でも感じられた点。

 NYPO 11

ともあれ、8年間にわたる音楽監督としての活動、お疲れ様でした! いよいよ2018年〜19年からヤープ・ヴァン・ズヴェーデンが第24代の音楽監督に就任予定。

 NYPO 12

第16,256回 ニューヨーク・フィルハーモニック定期演奏会
指揮: Alan Gilbert
Wagner: Das Rheingold
演出: Luisa Muller
Wotan: Eric Owens
Fricka: Jamie Barton
Alberich: Christopher Purves
Loge: Russell Thomas
Erda: Kelley O'Connor
Fasolt: Morris Robinson
Fafner: Stephen Milling ほか
2017年6月1日、デイヴィッド・ゲフィン・ホール


⇒ ギルバート指揮の2016年9月のニューヨーク・フィル演奏会感想

 
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : ニューヨーク
ジャンル : 海外情報

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

アルページュ

Author:アルページュ
FC2ブログへようこそ!

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード