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ニューヨーク・フィル定期演奏会 〜 ズヴェーデンのブルックナー

開幕週に引き続き、ニューヨーク・フィルの定期演奏会には音楽監督のヤープ・ヴァン・ズヴェーデンが登場。今回のプログラムは大曲、ブルックナーの交響曲第8番

 NYPO 1

通常はこのブルックナー1曲でプログラムが完結する場合が多いが、今回はその前に、24歳の新進作曲家、Conrad Tao の新作、"Everything Must Go"(世界初演)を演奏し、これを序曲的な扱いにして、続けてブルックナーの演奏に入るという面白いプログラム構成。

10分ちょっとの曲は、フル・オーケストラの音響を最大限に使って、マスの響きが変容していく様を追っていくような感じで、確かに、ブルックナーの大曲へ続いていくには適した音楽という印象。

 NYPO 2

続いて演奏されたブルックナーは、ズヴェーデン得意のレパートリー。2週続けて得意曲を並べて観客の心を捕まえる戦略だろうか(笑)

相変わらずオーケストラの能力をフルに発揮させる事を意図しているかのような、迫力のある演奏だが、前半はひたすら力で押すようなイメージで、少し単調なイメージ。ところが、後半は旋律の歌わせ方や木管楽器のそれぞれの音色の特色を生かした多彩な表現など、音楽が活気づいてきた感じで、金管楽器の威力を生かした最終楽章など、圧倒的な演奏で、お客さんも拍手喝采!

 NYPO 3

今回も、オーケストラの精度、特に木管・金管群のレベルは格段に向上した感じだった。ズヴェーデンには辛口の評価が目立ったニューヨーク・タイムズ紙も2週続けてクリティック・チョイスに選んでいて、新しいコンビのすべり出しは順調のようです!

 NYPO 4

第16,439回 ニューヨーク・フィルハーモニック 定期演奏会
指揮: Jaap van Zweden
Tao: Everything Must Go (2018、世界初演)
Bruckner: Symphony No. 8 in C minor (ノヴァーク版)
2018年9月28日、デイヴィッド・ゲフィン・ホール


⇒ 前週のニューヨーク・フィル定期演奏会 感想

⇒ ティーレマン&ドレスデン・シュターツカペレによるブルックナ−8番 演奏会感想
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